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「今更だけど、お前”買う”の意味しってんの？」
「お前じゃない。貴久、21歳」
「俺は17歳位。ちゃんとした生年月日知んないんだ」
花街の店に戻り、貴久を店の人間に紹介すると地主の息子だと知った途端今まで入ったことのない大きな部屋に案内された。
金や銀の糸で装飾されたベッド、その隣に置かれたワインと果物、
風呂に入り、黒のバスローブを着た貴久はベッドに腰掛けワインを飲んでいた
「買うの意味知らないで花街に来たら馬鹿でしょ.....で、どうすんの？」
選択権を委ねられ、自分が初めてだとは言い出せなくなってしまい、どうしようかと必死に思考を巡らせる
他の奴はどうやって客をとっているんだろう、あぁ、『あおい』に聞いときゃ良かった
考え始めて数秒で貴久が「初めてなの」と俺の心を読む
「だって...人間は俺みたいな変な生き物抱きたがらないし...容姿だって...」
言い訳のように並べた言葉達が余計に自分の首を絞めた
「....おいで、俺も小さい頃は吸血鬼だからっていじめられたりした...だけど、俺は親の力や自分の力でなんとかしてみせた.....君だって出来るさ」
思い返して見れば誰かに抱かれ、頭を撫でられたのは始めてかもしれない。人間に比べ体温の低い貴久の手が何故か心地良かった。
「じゃ、今回は特別に俺がリードしてあげる、次回からは覚えてね」
優しく俺の頭を撫でていた手がベッドに俺を乗せゆっくり倒した。
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紅星 - 瑠花さん» ありがとうございます！そんな風に言っていただけるととても嬉しいです！これからもよろしくお願いします (2018年5月9日 23時) (
レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 素敵なお話です。続きが気になって仕方ないです。更新楽しみにしています。 (2018年4月26日 22時) (レス) id: a6a8dda85b (このIDを非表示/違反報告)
紅星 - 黒蓮さん» おー、あざまっす、見に行くわ、んでコメント残しとくねー暇だったら← (2018年3月27日 22時) (レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒蓮 - 見に来たー。 “ゆうや”総受け…ご馳走さまですw 創作意欲湧いた…！ 良ければ僕の作品<インキュバス、審神者。>にもコメしに来てねぇ。 (2018年3月26日 15時) (レス) id: 76b9cd0c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅星 | 作成日時：2018年2月16日 23時
