2. ページ3
「んじゃ、早速準備しよっか」
「情報集めお願いしていい？」
「任せとけ」
誇らしげに笑うこいつは『あおい』孤児院からの仲で一緒にこの店に売られた。明るい性格と相手を飽きさせない話題や話し方で店のNO.1だった。
夜、
「あれが....」
下街まで下りて馬車を追っていくと、馬車はこの辺で一番腕のいい靴屋の前で止まった。
中から下りてきたのは赤髪の青年。情報によると吸血鬼(山の上のお屋敷はこの辺の地主の吸血鬼の家らしい)
手首や耳に装飾品を付け、使用人の手を借り馬車からおりてくる。いかにもお金持ちの息子って感じだ。
「いくぞ....3.2.1.」
走りだしワザとぶつかり、手に当たった何かを握り更に足を速める
「あの、ガキ！！」 「おい、待て!!」
「「やべ」」
いくらもいかない内に盗みがバレ使用人の男4人が走ってくる。俺らはふたてに別れることにした。
・
・
・
・
・
「はぁ、はぁ、つっかれた、馬鹿だろ何処まで追いかけてくんだよ」
15分程でやっと使用人達を撒き、店のある花街に帰ろうと足を進めるーーーと
「君、さっきの子だよね」
「お、お前....いつの間にｯ」
「この辺で妖狐って珍しいんだよ」
何処から出てきたのか今度は使用人を1人も連れずにさっきの赤髪の男が立ちはだかる。
「それ、母さんの形見なんだ返して」
「嫌だね、俺が死んじゃう」
手の中の無駄に豪華な時計を握り俺が言い返すとソイツは周囲を見渡し「じゃ、俺が君の生活費稼がせてあげる、だからーーー返して」と言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅星 - 瑠花さん» ありがとうございます！そんな風に言っていただけるととても嬉しいです！これからもよろしくお願いします (2018年5月9日 23時) (
レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 素敵なお話です。続きが気になって仕方ないです。更新楽しみにしています。 (2018年4月26日 22時) (レス) id: a6a8dda85b (このIDを非表示/違反報告)
紅星 - 黒蓮さん» おー、あざまっす、見に行くわ、んでコメント残しとくねー暇だったら← (2018年3月27日 22時) (レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒蓮 - 見に来たー。 “ゆうや”総受け…ご馳走さまですw 創作意欲湧いた…！ 良ければ僕の作品<インキュバス、審神者。>にもコメしに来てねぇ。 (2018年3月26日 15時) (レス) id: 76b9cd0c78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅星 | 作成日時：2018年2月16日 23時
