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それから何日その地獄が続いたのだろう、部屋に時計も窓もなく、時間を感じることができなかった。
“死にたい”と幾度も感じた、
けれど、何故かその度に貴久の匂いを思い出した
がっしりとした背中に、腕。赤い髪、独特な声、
もう一度だけ、
と願った。
「俺が君の生活費稼がせてあげる」の意味を今になって理解した。貴久は自らの立場を利用して俺に価値を与えてくれた
「お礼もできなかったな、」ふとそんな事を考えていたある日逃げるチャンスがめぐってきた
蝋燭の火で縄が燃え、ほどけやすくなっているのに気が付いた。そして、見張りの男がトイレに立った隙を見て
逃げ出した。
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紅星 - 瑠花さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2018年5月9日 23時) (レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 素敵なお話です。続きが気になって仕方ないです。更新楽しみにしています。 (2018年4月26日 22時) (レス) id: a6a8dda85b (このIDを非表示/違反報告)
紅星 - 黒蓮さん» おー、あざまっす、見に行くわ、んでコメント残しとくねー暇だったら← (2018年3月27日 22時) (レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒蓮 - 見に来たー。 “ゆうや”総受け…ご馳走さまですw 創作意欲湧いた…! 良ければ僕の作品<インキュバス、審神者。>にもコメしに来てねぇ。 (2018年3月26日 15時) (レス) id: 76b9cd0c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅星 | 作成日時:2018年2月16日 23時