それは甘い甘い恋 (青) 2 (ページ27)

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Another Story . ページ27

『安田さん、横山さん、今日までほんとにありがとうございました！

最高の記念日になりました！』

『妻が毎日遅くまでお世話になってたみたいで、ほんとにありがとうございました。

今日のことは一生忘れません』

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「綺麗でしたね…、飯塚様」

安『今2人やから敬語じゃなくてええよ？

でもほんま成功して良かった』

「章大がずっと頑張ってきたからね」

安『んー、それはAもやろ？』

章大の1年遅れで高校を卒業して、

章大も私も専門学校に行って、ウェディングプランナーになった。

今日は初めて2人で担当した夫婦の結婚式だった。

まだ新人の私達に任せてくれて、

その期待を裏切らないように2人で頑張った。

「綺麗……」

安『ブーケ。良かったな』

「うん」

飯塚さん、明らかにこっちを見て投げはった…。

なんで？

.

「まぁいっか、よし片付け片付け！」

机の上のキャンドルを消しに回った。

最後のハート形に並べられたキャンドルを消そうとすると、

ﾊﾞﾁﾝｯ

「うわっ」

急に式場の電気が消えた。

会場の電気を付けに行こうと後ろを振り返ると、

章大が膝をついて座ってた。

「章大？」

安『A、今日で付き合って4年やん』

「うん、そうやね」

安『絶対、一生幸せにする。

やから、俺と、結婚してください』

そう言って章大は結婚指輪を出した。

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嘘……。ほんまに、？

「私で…、いいの？」

安『A以外考えられへん。Aがいいの。

結婚してくれる？』

.

「もちろん…、よろしくお願いします(ｸﾞｽｯ」

安『良かった…、これからよろしくな(ﾆｺｯ』

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これが私達のお話の全てです。

なんで全てか、って？

それは………

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『新郎新婦の入場です』

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END