それは甘い甘い恋 (青) 2 (ページ12)

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一世一代のページ12

先輩の胸に耳が当たってて、

先輩の胸の音がよく聞こえる。

先輩は今、なにを思ってるのかな？

……私も、思ってること言わなきゃ。

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「眠り姫ってあだ名……、嬉しかったです」

安『え？』

「最初は、寝顔見られてたって思ったら恥ずかしかったんですけど……。

その……」

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どうしよ、ここから先が言えない……。

誰かに好きなんて言ったことないし、

そもそも誰かを好きになったことがあんま無いから…

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先輩は体を離して、真剣に聞こうとしてくれてる。

言え、自分…！

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「好き…、なので。好きな人からあだ名つけてもらえて、すごく…、嬉しかったです」

言った。もう取り消しは出来ない。

先輩の反応を見るのが怖くて、ぎゅっと目を瞑った。

安『Aちゃん』

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ゆっくり目を開けると、

安『ありがとう、好きになってくれて(ﾆｺ』

ﾄﾞｷｯ

先輩が優しく微笑んでて。

先輩のこの笑顔が好き……。

安『もうあんなことが無いように、ずっと側におる、ずっと側で守る。

Aちゃんのこと、好きやから。やから……

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俺と付きおうてくれへんかな』