それは甘い甘い恋 (青) 2 (ページ1)

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仕組まれたページ1

昨日の帰り道、

錦『章ちゃん、明日久々に遊ばへん？』

安『ええなぁ、2人なんか久しぶりやん』

錦『じゃあ明日10時にいつもの駅の南出口な！』

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珍しい、亮から誘ってくるんなんか。

なんかあるんかな？

肩を叩かれて後ろを振り返った時、なるほど。

「えっ……」

昔から勘の鋭い亮。

俺が行き詰まっとること分かったんか。笑

俺もびっくりしたけど、Aちゃんもびっくりしとる。

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安『誰かと待ち合わせしとった？』

「えっと……、たつと」

安『んー、多分やけど今日もう大倉は来んと思う』

「え？なんでですか…」

ﾋﾟｺﾝｯ

安『どうぞ』

携帯を見たAちゃんの顔が一瞬歪んだ。

大倉が行けんなったってゆーとんやろ。

「………まじで。早起きした意味」

ガクッって効果音が付くくらい肩を落とした。

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本来Aちゃんが約束しとったんは大倉で、

偶然かのように俺がおる。

Aちゃんに昨日あんなこと言った手前、

どうしたらいいか分からんくて緊張しとって、

それはAちゃんも一緒みたいで、

気まずさがひしひしと伝わってくる。

本音ゆーたら帰りたいよ。

心の準備が整った時にまた出直したいよ。

でも、2人が俺の為に機会作ってくれたんやし……

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安『俺じゃあかんかな？大倉の代わり』

「…えっ」

安『せっかくAちゃん早起きしたんなら、帰るん勿体無いやん？……ダメかな』

「ダメ………じゃないです」

ｷﾞｭｯ

安『よし！じゃあ行こっか(ﾆｺｯ』

亮、大倉ありがとう。俺頑張るわ。

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安『あ、ごめん、黒マスク嫌？嫌やったら外すけど…』

「大丈夫です。………かっこいいし(ﾎﾞｿｯ」

ﾄﾞｷｯ

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安『Aちゃんも可愛いよ』