記憶 ページ5
正直、なんで村上先生と章大が家に来とるんか分からん。
先生から話を聞いたお母さんが
2人を引き止めて…？
てかお母さん、先生に会ったことあるっけ？
先生はお母さんと下で話している為、
部屋には私と章大だけ。
章大は持ってきた宿題を一生懸命やってるけど
一方の私は全然集中出来ない。
ぼーっと章大を見てると、
『ちょ、そんな見られたら恥ずかしいって笑』
「えっ、あ、！ごめん…」
『気になる？………気になるか』
「うん、」
『まず、俺はAと高校で会う前に会ったことがある』
「えっ!?試験会場とか？？
どうしよ、全然覚えてない。席隣やった？」
『ｸｽｯ)ううん、もっと前』
もっと前……？
おんなじ塾、
あ、私塾かよってないわ。
じゃあどこ？
『ここまでゆーといてなんやけど、
聞きたい？
もしかしたらAにとっては良い話じゃないかもしれんけど』
そんなこと言われると怖い。
でも、
「………知りたい」
『あんな、』
「あっ、ちょっと待って！」
『ん？』
「怖いから手……、握ってていい？」
そう言うと章大は一瞬考えて、
『おいで』
手を広げる章大。
「え？」
『ここ座って』
章大がトントンと叩いたのは
章大の足の間。
「でも…、恥ずかしい……」
ｷﾞｭｯ
足の間に座らされ、
後ろから抱きしめられた。
『誰も真正面から顔見て話そうおもてないよ。
こうした方が手繋ぐよりいいやろ。
怖くなったら言ってな』
章大の手が私の目に被せられた。
それと同時に睡魔に襲われ、
私は意識を手放した。
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いちごミルク(プロフ) - 安田ヨココさん» 初めまして！お返事遅くなりました…。そう言って頂けてすごく嬉しいですっ！ありがとうございます、頑張ります！ (2017年4月3日 19時) (
レス) id: d58e37a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
安田ヨココ(プロフ) - 初めまして！気になったので、読ませて頂くと、ヤスくんが吸血鬼と言う設定が面白く、話の世界に引き込まれていきました。更新楽しみにしてます。執筆頑張ってください！！ (2017年4月2日 12時) (レス) id: d4fbe2e5a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごミルク
| 作成日時：2017年3月31日 22時
