風邪 ページ19
-安田side-
『A…、熱あるんちゃうん』
「熱？ないよ笑 なに言ってんの」
『嘘つけ、熱いもん。えらくない？』
「うん！全然大丈夫(ﾆｺｯ」
ほんまかな…。
昼間も熱いな、とは思ったけど、
その時より熱い。
ｸﾞｲｯ
『よし、帰るで。電車混むやろしタクシー拾う』
「んぇ？まだ私…」
『ええから。まだ歩けるうちに帰るの』
.
.
安『すいません、三角公園まで』
タクシーには乗れた。
降りてからはおんぶでも、何でもしたらええわ。
5分ほど乗っとると、
ﾄﾝｯ
安『ん？』
右肩に重みを感じた。
Aが俺の肩に寄りかかってきた。
「……はぁ、……はぁ」
おでこを触るとさっきより熱くて、
しんどいのか肩で息しとる。
安『あかんなぁ……。すいません運転手さん、やっぱり○○までお願いします』
.
.
.
『よいしょ、』
家に帰って、とりあえず俺のベッドに寝かせた。
薬……。
前、なんでか大倉が置いてった風邪薬。
あれ確かまだ期限切れてなかったよな？
あと冷えピタ。
これもなぜか大倉が置いてったやつ。
あいつどんな体調ん時に俺ん家来てんねん笑
俺、風邪ひかんからなぁ…。
Aが今どんだけ辛いか分からへん。
『………辛いなら頼ってや、』
俺のそんな言葉は、虚しく部屋に響いた。
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いちごミルク(プロフ) - 安田ヨココさん» 初めまして！お返事遅くなりました…。そう言って頂けてすごく嬉しいですっ！ありがとうございます、頑張ります！ (2017年4月3日 19時) (
レス) id: d58e37a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
安田ヨココ(プロフ) - 初めまして！気になったので、読ませて頂くと、ヤスくんが吸血鬼と言う設定が面白く、話の世界に引き込まれていきました。更新楽しみにしてます。執筆頑張ってください！！ (2017年4月2日 12時) (レス) id: d4fbe2e5a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごミルク
| 作成日時：2017年3月31日 22時
