男らしい ページ17
「涼香ちゃんより楽しんじゃった笑」
安『うん、すっごい楽しそうやった笑
次なに乗る？』
「んー、乗るというか見たい」
安『見たい？』
.
来たのは、バックドラフト。
乗って体験するアトラクションとは違い、
見て体験するアトラクション？かな。
ユニバには何回か来たことあるけど、
バックドラフトはまだ1回も。
安『んー、俺はええねんけどA大丈夫？』
「え？なにが？大丈夫だよ！
だって燃え盛る炎を見てるだけでしょ？」
安『見てるだけ…、うーん。
炎だけ、ではないんやけどなぁ(ﾎﾞｿｯ』
観覧者のブース？は3列に分かれてて
私達は3列目になった。
安『しかも3列か笑』
「どーせなら最前列が良かったなぁ」
安『そうやねぇ……笑』
ショーが始まった。
ﾊﾟﾝｯ
「うわっ」
初めは炎だけやったのに、
途中から爆発もしばしば。
ピンチ。
怖い、というか私は衝撃音に弱い。
ビビリ？っていうん？
なんかそんな感じ。これは困った……。
章大のほうをちらっと見ると、
安『おー、これほんますごいな。なんで火事にならんのやろ？』
関心してる。笑
その隣で顔面蒼白なうの私。
目の前では爆発。
戦場混乱中だよ。笑
爆発する度、出そうになる声を我慢して
ギューっと章大の服の裾を握る。
それに気づいた章大が、
無言で私の手を自分の手に絡ませた。
安『もうすぐ終わるで』
「ほ、ほんま？良かったぁ……」
それを知れただけで、
さっきまで怖かった爆発も怖くなくなった。
慣れた、ってのもあるかもしれんけど。
最後はこれでもかってくらい爆発して
ｸﾞﾗｯ
「えっ……」
柱が倒れてきた。
嘘でしょ、当たんじゃん
思わず章大に抱きついた。
安『大丈夫。』
そう言ってぐっと抱きしめてくれた。
いつもより声が低くて、
夏に向けて薄着になったことから、
腕の筋肉がよく見えてて。
章大って結構男らしい……。
ショーが終わり、外に出てきた。
「はぁぁ、終わった……」
安『楽しかったな(ﾆｺｯ』
なんて笑う章大には、
さっきの男らしい面影はなかった。
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いちごミルク(プロフ) - 安田ヨココさん» 初めまして！お返事遅くなりました…。そう言って頂けてすごく嬉しいですっ！ありがとうございます、頑張ります！ (2017年4月3日 19時) (
レス) id: d58e37a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
安田ヨココ(プロフ) - 初めまして！気になったので、読ませて頂くと、ヤスくんが吸血鬼と言う設定が面白く、話の世界に引き込まれていきました。更新楽しみにしてます。執筆頑張ってください！！ (2017年4月2日 12時) (レス) id: d4fbe2e5a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごミルク
| 作成日時：2017年3月31日 22時
