極道の娘でも恋がしたい！ (ページ43)

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反省会 -丸山side- ページ43

「今日はありがとう、すっごい楽しかった！」

『そう言ってもらえて嬉しいわ』

今は帰りの車の中。

Aちゃんは終始笑顔で、
ほんまに楽しんでくれてたんやなって思う。

.

「助けに来てくれた時の隆平、かっこ良かったよ」

ﾄﾞｷｯ

Aちゃんの顔を見ると、
どこか淋しげで…。

『なんか言われた…？』

「ううん！なんにも！隆平がすぐ来てくれたから！…………でも」

『でも？』

「怖かったな苦笑あんな気持ちになったん初めてやわ。
あかんな、ちょっと喧嘩から離れたらこんなんなって」

『Aちゃん……』

「あ、ごめん。こんなこと言うつもりなかったんやけど！笑」

Aちゃんは慌てて笑顔を作った。

「皆には言わんといてな？笑」

ｷﾞｭｯ

『無理せんでええよ。俺の前でくらい素直になって？』

気づいたら俺は車を停めて、
Aちゃんを抱きしめてた。

段々、Aちゃんの力が抜けてって

「怖かった……(ｸﾞｽｯ」

Aちゃんは泣き出した。

いっつも強がってるけど、
これがほんまのAちゃんなんやな…。

『大丈夫、俺らがついとるから。な？』

「……うん(ｸﾞｽｯ」

なにがあっても、この子を守ってやらなって思った。

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「ありがとうございました、恥ずかしいところまでお見せして」

『ほら、そう言うのはなしやって笑
俺ので良かったらいつでも胸貸したるから』

「うん(ﾆｺｯ」

『ちゃんと目冷やすんやで？明日腫れんように。
じゃあね(ﾆｺｯ』

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

俺はAちゃんの頭を撫でて
また車へと戻った。

………帰ったら反省会や笑