信じてみても ページ20
『お前に仲間なんていねーよ』
やめて。
『必要とされない』
お願いやめて。
『━━━お前は永遠に1人』
誰か………
.
『1人じゃないよ』
ﾊｯ
目が覚めると、
「…丸山さん？」
丸『おはよう(ﾆｺｯ』
「なんで、？」
丸『様子見に来たらすごいうなされてるから。
……嫌な夢でも見た？』
「………いつも同じ夢。いつも私は1人。分かってるのにいつも現実をつきつけられる。
仲間なんて私には…」
.
丸『俺らがついとるよ。大丈夫、信じて？』
「…でも」
丸『ここにおる人は皆Aちゃんの味方、仲間やで』
「…そんなこと言われたことないから………」
丸『…なにがあったん？』
「分かった、話すよ」
丸『ありがとう、下行こっか。立てる？』
「うん」
.
下に行くと賑やかい声が聞こえてきた。
錦『今ずるしたやろ！』
横『してへんよ笑』
村『やったな』
安『黒やな』
倉『そんなんゆーたら亮ちゃんもさっきズルしたやん笑』
錦『してない！』
渋『あ、A』
『『『『『『おはよう』』』』』』
「…！」
この人達なら信じてみてもいいかもしれない。
「おはよう」
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作者名：いちごミルク
| 作成日時：2017年1月9日 18時
