机の下 ページ32
安『皆さん、今年1年お疲れ様でした。乾杯！』
『かんぱーい！！』
こうして忘年会が始まった。
私は社長の右隣にいる。
社長の両隣を取ろうと、何人もの人が立候補したけど
安『お世話になった営業部さんと話したいし、細かいこと秘書と調整したいから、俺の両隣は矢部部長と加藤な』
って社長がそれっぽい理由をつけて。
.
.
安『矢部部長は結婚してお子さんもいらっしゃるんですよね？』
矢『もう高校生になる娘がいます』
安『え、高校生!?矢部さんおいくつ…』
矢『今年48です』
安『全然そんな風に見えませんよ、なぁ？』
「私ずっと部長は40前半やと思ってました」
矢『いえいえ、そんな笑』
安『そっか、もう高校生の娘さんが』
「！」
不意に膝に置いてた左手に手が重ねられた。
章大を見ると不敵な笑みを浮かべてる。
私…、今顔赤くないよね。大丈夫だよね？
そう考えてるうちにも、ゆっくり指を絡め取られて。
私ばっか悔しいから少し握る力を強めたら、
グッて一瞬章大も強めてきて。
「いっ…」
誰が本気で彼女の手握るんよ！
涙目で軽く睨みつけると、
小馬鹿にしたように笑って、口パクで何か言われた。
2文字。真ん中に伸ばし棒が入ってる単語…。
……あ。
今、『ばーか』って言った！！
くっそぉ…。
一生懸命手を解こうとするけど、全然解けない。
それにあんまバタバタしてると繋いでるのバレるし。
仕方なく諦めた。
.
.
.
しばらくすると、章大もご飯を食べるため
自然と手は離れて。
『Aちゃん、私のこと覚えてる？』
「え？」
隣を見ると、さっきまで座ってた子はどこかに移動してて、別の子が1人の男の人と一緒に来た。
『覚えてないかなー、入社試験と新入社員研修で一緒やったんやけど』
「あー……、ん？？」
こんなキラキラした男女、知らんけど…。
『同じ班やった千葉！』
「千葉って子は知ってるけど…」
千『うん！その千葉！』
「え!?え、でも千葉さんってもっと、」
千『あの時はギャルメイクやったけど、今はナチュラルなん笑』
『で、俺は班は違ったけど同時期に入った湯川』
「あー、湯川くん！」
.
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いちごみるく(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！いえいえこちらこそ、楽しみにして頂けてとても嬉しいですっ。続編出来ましたので、これからもよろしくお願いします！！ (2018年1月23日 15時) (
レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - barusakiさん» 最後まで読んで頂いてありがとうございます！続編出来ましたので、またよろしくお願いします！！！ (2018年1月23日 15時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - いっちーさん» ありがとうございます！果たして私の作品がはじめてで大丈夫かな、と思いますが、そう言って頂けてとても嬉しいですっ！続編出来ましので、どうぞこれからもよろしくお願いします！ (2018年1月23日 15時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 完結おめでとうございます！続編決定ありがとうございます！とても嬉しいです。楽しみにしています(*^^*)これからも頑張ってください！ (2018年1月22日 16時) (レス) id: 2c858d57eb (このIDを非表示/違反報告)
barusaki(プロフ) - キュンキュンさせてもらいました。また、続編楽しみにしてます(*^^*) (2018年1月22日 15時) (レス) id: 38f643d929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
x他1人 | 作成日時：2017年12月1日 18時
