夏の日の君へ (青) 完

☆ ページ17

「あっ、ヨーヨーしたい！」








安『ええよ、しよか』








「でも取れるかなぁ」







安『じゃあもし取れんかったら、俺が取ったる』








「分かった！」







.






.








「これ章大のね」








安『すごいな、2個も笑』









「あ、いちご飴食べたい！」







安『いちご？林檎飴じゃなくて？』








「今は林檎だけじゃなくて、いちごとか、ぶどうもあるよ」









安『嘘、ほんまに？すごいな笑』









「章大もいる？」








安『んー、じゃあ一口ちょうだい？俺隣の焼きとうもろこし買ってくるわ』








「うん！分かった！」








.






.







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安『ここ結構穴場やねんっ』








「花火も見やすいね、ここやったら」








あの後、ベビーカステラとか、焼きそば、たこ焼きを買って、人混みから少し離れた所に来た。









ﾊﾟﾘｯ









「んー、美味しー」








いちご飴って年中食べれんかな…。


お店とか出したら絶対売れると思う。



私仕事帰りに毎日行く！









ｼﾞｰｯ








「？」








安『美味しそうに食べるな』









「美味しいもん♪ あ、一口…」









安『うん、一口もらうわ』








いちご飴を差し出すと、章大はその手を掴んで、








.







.







.








.









ﾁｭｯ








「んっ、」









安『……っは……、うん！ほんまや、美味しい！』








「ちょっ…章大……」









安『うん？』









「……私章大に渡したのに、」









安『俺味わい方については指定してへんもん(ﾆｺｯ』









「屁理屈」









安『じゃあ最初からAからもらう、ゆーたらしてくれとった？』









「……せん」









安『やろ？そういうこと！(ﾆﾋｯ』









「もう、」








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安『代わりにとうもろこし食べる？笑』









「代わりって笑」









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