余命1年の彼女 Part3

one handred-one ページ1

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大学前は 人がたくさん。








玄樹「…早く見て戻らないと…っ、」









だけどこの人だかりじゃ

思うように進むこともできない。








玄樹「…よし…っ、！」







俺は気合をいれて 人だかりの中に入っていく。






だけどやっぱり進まなくて、


進むどころか 押されて戻されてしまう。







玄樹「くそ…っ、」








そんなとき







「お、玄樹じゃーん、！」


玄樹「あ…、」


「久しぶり、お前もここ受けてたんだな。」









こいつは中学校のころすごく仲が良かったやつ。





中学卒業してから、会うことは無くなった。









玄樹「おう。どうだった？」



「受かってたぜ、！

お前も、おめでとう！」



玄樹「いや、俺まだ見てないんだよね…、」



「そうなの？

でも見に行かなくていいよ。






俺お前の名前見たし。」




玄樹「え、名前？」







合格発表って、


名前が張り出されるのは総合1位だけで、


受験番号が張り出されるはず。









…じゃあどうして…、









「お前すげぇな！





総合1位だったぞ！」






玄樹「…は…、？」



「おめでとう！

じゃあ俺、そろそろ行くな！」




玄樹「え、あ、うん。

ありがとう。またな。」





「おぅ！」





そう言って 何処かへ走って行った。


って、俺も急がなきゃ。









玄樹「…A……っ」









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