弐拾肆 Murder on D Street ページ26
太「で、Aちゃんたちはこんなところで何をしているのかい?」
「先生の名探偵のお仕事ですよ。殺人事件だそうで。」
そういいビニールシートのほうを指す。
そこに横たわるのは被害者の女性ーーー
それを見た太宰さんは瞬時にそちらへ移動し
太「何とかくの如き佳麗なるご婦人若き命を散らすとは…!なんという悲劇!悲嘆で胸が破れそうだよ!どうせなら私と心 中してくれれば良かったのに!」
…何か始まった
お願いだ太宰さん、後ろの敦君の顔を見てくれ。どんな感情なんだ、あれは。
箕「…誰なんだあいつは」
江「同僚である僕にも謎だね。」
先生たちの話を黙って聞いていれば金属と金属がぶつかる音がしてそちらを振り向く。
その光景に私は驚かざるをえなかった。
何と箕浦さんが手錠を取り出しているではないか。
慌てて私はその腕をつかむ。
「悪い人ではないのでその手に取った手錠をしまってください、箕浦さん!!」
箕「いや、あのおかしい奴が事件の犯人かもしれん。話を聞かねば。はなせ!」
「いや多分違いますって!」
だめだ、この人私の声が聞こえてない。
こうなったら異能を使って…と思ったが
江「だめだよA、それをやったら公務執行妨害で逮捕されちゃうよ。」
先生に論破される。
江「だからさっきから言ってるじゃないか〜僕に協力を仰げば太宰の取り調べになんかに無駄な労力をかけないで済むよ?」
箕「いらんといっているだろう。」
.....
中「僕たちいつ帰れるんだろう」
「同じこと思ってた。」
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作者名:コンバスのマリネ | 作成日時:2021年4月7日 23時