Episode4 ページ4
もうこれ以上はなるべく目立たたず地味にすごそ。
デビューステージが終わるまであと少し。
当たり障りなく隅っこで大人しく活動して炎上が収
まるのをまとう。
私とジョンハンさんはあれで初対面だし、なにせ接
点もない。
事務所も違うし新人とベテランなら近くに並ぶこと
もない。
このまま関わることなく過ごせば炎上もいずれ終わ
るはず。
控室でそう誓ってメイクをしてもらっていると
マネ「お、おいA、、、(汗)」
なんだか慌てた様子のマネージャーがいた。
『え、なんかまたやらかしました?私』
JH「Aちゃん!さっきは大丈夫だった??」
げ!!!!噂をすれば否や
ジョンハンさん!!!!
私の誓いは見事にすぐ破られた。
JH「あのあと心配で心配でずっと探してたんだよ?
大丈夫じゃないっていってたから。」
それはあなたに抱き寄せられて今後が大丈夫じゃな
いって意味です!!
口をパクパクしながらマネージャーを見るとごめん
って口パクで手を立てて謝ってるけどごめんって
何よ!!!たすけてよ!!!
そんな私の思いには反してマネージャーは少し離れたところで様子を見てるだけだった。
くそー!!
『大丈夫です!!どこも怪我してませんし、ピンピ
ンですしこのままマラソン大会出られそうなくらい
体力ありますし、泳いで韓国も帰れそうな勢いでピンピンしてます。そんでもって自分鉄でできんのか?ってくらい硬いし強いし、鍛えてて丈夫で健康な身体をもってる世界大会(?)出場経験あるんで心配しないでください!』
とちょっと理由のわからない嘘までつきながら、扉の方へと手を向けお帰りくださいと念を
込めて促した。
JH「そっかぁ、それなら良かった!僕は細く見えるから弱そうってよく言われるんだ。体力なさそうって。やすかちゃんは強くてすごいね?そんなふうに見えないから感心しちゃった!!僕に教えてくれない??これから仲良くしたい!」
最悪、逆に興味持たれた。
『あ、やっぱり弱いかも〜体型管理でダイエットしすぎたせいかもやしみたいになっちゃったから〜アハハ〜(汗)』
JH「え??大丈夫?もやしならどっかすぐ飛んでいっちゃうよ!!やっぱり僕が面倒みないとだよね!食事管理も慣れてるから教えてあげる!Aちゃんこれからよろしくね??」
と2回目のよろしくとニコニコの笑顔で無理やり握手させられた。
え、なにこのひとめんどくさ〜い涙
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作者名:むぎ | 作成日時:2024年3月18日 12時