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「じゃじゃーーん！」
袋の中の花火を私に見せると、先輩は子供みたいな笑顔で笑った
きっと先輩から事情を聞いたのであろう顕嵐と怜央と花菜は先に帰ってしまって
薄暗い海辺には、私と先輩だけ
「もっと楽しそうな顔しろよな」
「…ごめんなさい、緊張してて」
「うそうそ、分かってるよ」
花火の袋を開けると、ろうそくを灯す
「Aちゃんは、きっとみんなでワイワイすることがあんまり得意じゃないんだよね」
花火を1本私に手渡すと、彼は微笑む
「でも、本当はすっごい可愛い笑顔で笑ったり、強気なことも言っちゃったり、よく食べたりする子なんだよね」
占い師のように私のことをズバズバと言い当てていく
話した覚えはないのに
「きっと、俺の知らないAちゃんがいっぱい居るんだろうな」
空を見上げるその横顔は、いつまでも見ていられそうだった
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えつ(プロフ) - いちごさん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます＾＾ (2018年3月10日 10時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この作品好きです！更新待ってます。 (2018年3月10日 0時) (レス) id: cfd7f1c76f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2018年3月1日 19時
