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「先輩の試合、見たかったな」
ポロっと口が滑って出た言葉
私はまた、バスケをしている彼を見たいと思っていたらしかった
「Aちゃん、こないだの試合来てくれてたでしょ」
「…ぇ」
覚えていたんだ
と言うか、見てたんだ
客席の隅の方でめんどくさそうに彼のことを見ていた私を
「あの時から無表情だよね」
先輩は冗談混じりでそう言ってきた
確かに、「何考えてるのか分からない」とはよく言われるけれど
少しだけムッとして頰を膨らませた私を先輩はまた笑った
「なんで笑うんですか…」
そう言いながらも、なぜかおかしくなって私も一緒に笑う
「笑うんじゃん」
先輩はベッドに手を付いて、私との距離を縮めた
近くなる顔
胸が、ドキドキ言っていた
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えつ(プロフ) - いちごさん» そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます^^ (2018年3月10日 10時) (レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この作品好きです!更新待ってます。 (2018年3月10日 0時) (レス) id: cfd7f1c76f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えつ | 作成日時:2018年3月1日 19時