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顕嵐と怜央が戻っていって、ひとりになった保健室
私はひとり白い天井とにらめっこしていた
ガラガラと音がして、誰かが入ってきたのに気づいた私はなぜか背筋を伸ばした
きっと、入ってきたのが誰かが分かったから
カーテンを少し開けると、先輩は私に声をかけた
「大丈夫？」
私が起きていることが分かると、中に入ってベッドの脇に座った
「おかげさまで、大丈夫そうです」
私が起き上がるのを支えてくれる先輩にそう言って返す
「ああいうところは危ないんだから、通っちゃダメだよ」
まただ
この人は私と話す時、必ず親みたいな口調になる
「…ごめんなさい」
「ありがとう、でしょ」
「…ありがとう、ございました」
私と目を合わせると、彼は笑った
こんなに近くで彼を見たのは、今日が初めてだった
「俺も、お礼言いそびれちゃってたね。こないだはお菓子ありがとう。美味しかったよ」
話す度、変わる印象
バスケをしている時は真面目すぎて、本気になりすぎて
きっとあんな態度を取ってしまったんだ
感じの悪い人が、こんなに絶大な人気を誇っているはずないもんな
そんなことを考えながら、先輩のことをしばらく見つめていた
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えつ(プロフ) - いちごさん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます＾＾ (2018年3月10日 10時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この作品好きです！更新待ってます。 (2018年3月10日 0時) (レス) id: cfd7f1c76f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2018年3月1日 19時
