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こんなこと、しなくてもいいと思った
本当は、するつもりもなかった
なのに、私はなぜかここに居る
彼の好みなんて分からなかったから、私の好みで選んでしまった
紙袋に入った箱を見つめる
お中元じゃないんだから、と心の中でつっこむ
たかが昼ごはんだ、お礼なんていらないはずなのに
あの日の彼の空腹を思うと、いてもたってもいられなかった
とは言っても勇気もなく、バスケ部の部室の前で立ち尽くす
顕嵐や怜央に見つかる前に事を片付けなければ
大きく深呼吸をした時、扉が開く音がして中から誰かが出てきた
「…びっくりしたぁ、何か用事？」
背が高くて、いかにもバスケ部っぽい人が私を見下ろす
「ぁ…えっと…安井先輩はいらっしゃいますか」
「ヤッスー？ ちょっと待ってね」
その人は中に向かって大きな声で先輩の名前を呼んだ
「なんか女の子来てるよー！ 彼女ー？」
この台詞に思わずあたふたする
恥ずかしいったら、ありゃしない
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えつ(プロフ) - いちごさん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます＾＾ (2018年3月10日 10時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この作品好きです！更新待ってます。 (2018年3月10日 0時) (レス) id: cfd7f1c76f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2018年3月1日 19時
