憧れ34 ページ35
帰り道、とんちゃんが送ってくれると言ってくれたのでお言葉に甘えた
部屋に戻ったとき、しゅん先輩に告白してないって悟られた時の目は怖かったなー
だ、だって勇気が出なかったんだもん‼
しょうがないじゃんか(泣
東「Aちゃん？どうしたの？」
私がずっと黙ってたからか、とんちゃんが私の顔を覗き込んだ
貴「い、いや///な、なんでもないです‼///」
なんか、もう意識しすぎて対応に困る……‼
…？
しゅん先輩からLI〇E？
しゅん先輩Aちゃん!とんちゃんに自分の気持ちを伝えること!
しゅん先輩僕だってAちゃんに告白したんだからね!(。-`ω-:#85E249)
……
そんなこと言われてもー‼(泣
東「ねぇAちゃん…」
貴「え、どうしたんですか？」
急にとんちゃんの声のトーンが下がったからびっくりした
東「今日はごめんね？」
貴「え、本当にどうしたんですか？なんで謝るんですか？」
私にはよくわからなかった
東「僕が無理矢理誘って…。ほんと、Aちゃんをナンパした男と同じだなって反省してる」
とんちゃんの顔は本当に反省してるって感じで、子犬みたいにしょぼーんとしてる
……デジャブ再び
じゃなくて‼‼
貴「全然違います‼」
東「⁉」
私が急に大きな声を出したためか、とんちゃんは驚いていた
でも、そんなこと気にしません
貴「とんちゃんはあんな最低野郎とは同じじゃありません‼真反対です‼あの時、とんちゃんは助け
てくれたじゃないですか‼」
本当に怖かった
頭は冷静だったかもしれないけど、声も出せる状況じゃなかったし気持ち悪かった
とんちゃんが助けてくれなかったらどうなってたことか…
貴「みなさんの所に連れて行ってくれたときだって、最後まで気を遣ってくださってたじゃないで
すか。それなのに、同じだなんて…」
一度言い出したら止まらないってこのことを言うんだな…
って思いながらも止まらなかった
貴「とんちゃんはカッコよくて、優しくて素敵な男性です‼」
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作者名：九州男児 x他2人 | 作成日時：2017年4月6日 18時
