憧れの人だったのに…… (ページ31)

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憧れ30 ページ31

佐々木side

佐々木「……俊也くん大丈夫？」

Aちゃんに

貴「見てきますけど…。しゅん先輩。なんか悩んでたり落ち込んでたりしてたら言ってくださいね？しゅん先輩はため込む癖があるんですから(笑なんでも聞きますよ」

って言われてから俊也くんは机にうつ伏せていた

大平「…………」

黒羽「まぁ、好きな子にああやって言われたら突き刺さるよな…」

ある意味、と麻璃央は付け足した

確かに…

しかも、Aちゃんは無意識に言った言葉だろうし

大平「…Aちゃんはいつもああなんです」

俊也くんはそのままの体勢でぼそぼそ話し始めた

大平「とんちゃんにも言ったんですけど…。恋には物凄く鈍感なのに、こういう時だけ妙に勘がいいんです。人の感情の起伏に敏感って言うか……。僕はAちゃんのそういう所がキライで……好きです」

俊也くんは最後泣いていた

大量の涙が俊也くんの頬に伝っていた

和田「そんなに好きならとんちゃんに譲らなかったらよかったやん」

荒牧「そうだよ。告白してないのに無理だと決めつけるのは早いんじゃない？」

2人は俊也くんを心配してそう言った

佐々木「2人の言う通りだよ。Aちゃんは気まずいからって俊也くんと接する態度を変える
ような子じゃないと思うけどね。俊也くんが1番わかってるでしょ？」

俊也くんは目元をゴシゴシこすって涙を拭った

大平「そうだね…。僕、Aちゃんに今の気持ちを伝えてきます‼」

そう言って立ち上がった

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健人「告白するつもりですかね？」

健人が興味津々って感じで言った

北園「さあね…。俊也のことだから告白っていうより、今Aちゃんのことをどう思ってるのかっていうのを伝えに行くんじゃないか」

黒羽「オレもそう思う。言うとしたら好き"だった"じゃない？」

刀ミュメンバーが笑いながらそう言ってた

僕たちより付き合いが長いから俊也くんのことは僕たちよりわかってるはず

鈴木「まぁ、どんな結果でもオレたちは見守るしかないな」

落ち着いた様子でそう言った拡樹くんは流石だなって思った

……なんとかなるでしょう

佐々木side終