憧れの人だったのに…… (ページ26)

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憧れ25 ページ26

東「……どうしてその話を僕にしてくれたの？」

大平「とんちゃんに後悔してほしくない」

僕は臆病だったからAちゃんに告白できなかった

後悔した

この間久しぶりに会ったとき

なんであの時想いを伝えなかったんだろうって…

後悔した

大平「Aちゃんさ、いつも無理しすぎるところがあるんだよね。あと気を遣いすぎるところ」

東「……うん。それは僕も思った。初めて会った時もそうだったし…」

大平「さっきだってそう。僕が嘘言ってるってわかったはずなのに気を遣って何も言わない…。妙なところで勘が鋭いんだから(笑」

昔からそうだった

僕が落ち込んでたときだって何も言わずそばにいてくれた

大平「僕にはもうAちゃんを幸せにすることはできない。幸せにできるのはとんちゃんだけなんだよ…」

僕は真っ直ぐとんちゃんの目を見る

大平「だからさ、もしAちゃんのことが好きならその手を離さないであげて」

僕は言い逃げにしまうけどとんちゃんを残して部屋に戻った

大平side終