ドラえもんの夜【紫】６ ページ15
……
アラームの音が…
ん…
「…おっし、起きるか！」
そう言うと同時に
彼が起き上がりカーテンを開ける気配がする、
眩しい、朝日ーー…
いつの間にか、私もすっかりねむっていたようだった…
もう、起きるんだ…
仕事なのかな…
「…はよ、ございます…」
私は寝起きがすこぶる悪くて、
こればかりは、どうしようも…
「はは、なんや自分、起こしたろか！」
充電が完了した彼はもう、全力で、
布団をかぶる私に馬乗りになる、無理矢理それを剥いでいく
「うー…」
布団を失ったベッドの上、干涸びたミミズみたいに縮こまる朝の私は、まるで使い物にならず
「ほれ、水飲み」
渡されたペットボトルを少しだけ顔を起こしてごくごく飲む、渇いた身体に伝わっていく
「飲んだか」
黙って頷きそれを渡すと、キャップを持っていた彼がそれを閉める、
ぽーんと床に放り投げる、そして…
「ーー…よし、するで！」
ーー…
……
え…
思考が、追いつかなくて
その色気もへったくれもない一言の意味が…
「んー…」
「ほら、いつまで寝ぼけとんねん、はよ起きや」
そんな私を見て馬乗りのまま彼はおかしそうに笑いながら
私の頬を優しく叩く
片目を開けると、
白い光の中に彼の笑顔、眩しいーー…
「はい、ばんざーい」
今ひとつ状況も飲み込めないまま
ずるずると、彼のペースに
言われるがままに のそのそと両手を上げると、彼が私のTシャツをまくりあげていく
…あ、
下着、一枚
襟ぐりから顔を抜いたところで、上がった両腕からTシャツを抜かず固定されて
「はは、ええ眺めやな」
「や…、んっ…」
ゆるく抵抗しようとしたら
彼がそのまま、キスをしたーー…
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たまご(プロフ) - くりくりさん» くりくり様、お返事遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございました！ラスト駆け足になってしまいましたが、少しでも気に入っていただけたなら幸せです。今後ともよろしくお願いします！ (2019年9月5日 4時) (
レス) id: 8c4f156e76 (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - まっきーさん» まっきー様、いつもありがとうございます！緑さんのお話、書いた当初は自信なかったんですが、今では結構好きなお話です。7人揃う日まで気長にお付き合い頂けると嬉しいです…！ (2019年9月5日 4時) (レス) id: 8c4f156e76 (このIDを非表示/違反報告)
くりくり(プロフ) - 初恋ごっこ、読み終えて胸が苦しくて愛おしい気持ちが溢れて一言お伝えせずにいられなくなりました。更新が待ち遠しいです！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: f2b0afbb33 (このIDを非表示/違反報告)
まっきー(プロフ) - どのお話も素敵でした！とくに大倉君のお話が堪らなく好きです(*´∇｀*)最高です！！お忙しいとは思いますが、更新楽しみに待っています！！ (2019年8月15日 20時) (レス) id: 76f56a80a0 (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - ひよりんさん» ひよりんさん！コメントありがとうございます、まさかひよりんさんに読んでいただける&コメントまでいただけるとは思わず二度見しました…！うれしいですありがとうございます、今後とも何卒よろしくお願いします…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2019年8月15日 16時) (レス) id: 8c4f156e76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまご
| 作成日時：2018年4月30日 14時
