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横「…えー、そう言った訳でして。いぇい…、永途会創立にあたりまして、沢山の方々にごじゅん…、ご尽力をいただきました事を心から御礼申し上げましゅ、…ます。」
大「噛みすぎや。笑」
高「もー見てらんないっ///」
「いやいや、横ちょ立派やんかぁ。３分で考えたとは思えんよー、やっぱお兄ちゃんやなぁ♪」
『ねー、すごいよねっ』
錦「マルじゃこうはいかんな。笑」
丸「はっ、自覚しておりますっ」
壇上の金屏風の前で頬をピンクに染めて、滝のような汗をかきながらスピーチする横山先生。
渋谷先生と村上先生の無茶振りに焦りながらも、きっちり仕事をこなすところは流石だった。
どこぞのお偉いさんの乾杯の挨拶で場は一気に和やかなムードになり、手で汗を拭いながら横山先生が私達の所に戻ってきた。
横「いやーほんま焦ったわーっ」
「いやいや、流石やでぇ♪」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
高「はい、ハンカチ」ｻｯ
横「おぅサンキュっ。半分記憶ないわー、どうやった？俺？」
『最高でしたよっ！』
横「えっ、まじで？」
大「途端にドヤ顔や。笑」
渋「まぁ、ヨコにしちゃまずまずの出来やな。」
横「しれっとお前が言うか！？」
また皆でわちゃわちゃしてたら、ビール瓶を持った村上先生が来て、
村「ほれっ、お前らも仲間内で固まっとらんとお酌してまわれっ」
村「ここでの繋がりがまた次のチャンスを…、あっ、どーもどーもっ、社長っ！」
お小言を言ったかと思ったら、あっという間に大御所風の人に声をかけられて去っていった。
横「…完全に医者より経営者向きよな。」
錦「アカン、村上くんの回りに金マークが見える。」
渋「アイツ医師免許も金で買うたんちゃう？」
渋谷先生の言葉にまた皆で爆笑した。
司会「それでは、ここで医療法人永途会の経営ビジョンについて、理事長である村上信五からご説明させていただきます。」
司会者のアナウンスの直後、それまでビール瓶片手に八重歯全開で偉い方々と談笑していた村上先生が壇上に着き、キリッとした表情でスピーチを始めた。
その様子はさっきまでの金マークの飛び交う銭ゲバとはまるで別人で、会場の人々が皆大きく頷きながら聞き入っていた。
『…凄い。』
「なぁ？信ちゃんってやっぱ、上に立つべき人よなぁ。」
錦「あの振り幅、懐の深さ。俺らのオカンやからな。」
す「口やかましさからしてな。」
村上理事長の経営ビジョンの発表は、感嘆と拍手の渦で終わった。
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がくたん(プロフ) - あきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！上田さんのナースとしての姿勢、そんな風に言っていただけて嬉しいです。介護士さんの仕事も尊い素敵なお仕事ですよね。頑張ってくださいね！まだ続編で続いておりますので、よかったらそっちも読んでってくださいねー！ (2017年11月20日 6時) (
レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - はじめまして！今日この作品に巡り会って読ませていただきました。素敵なお話で夢中に読みました。介護士をしているのですが、上田さんのプロフェッショナルぶりに脱帽です。家族の思い、そこに向き合う姿が素敵で涙がでました。ステキなお話をありがとうございました。 (2017年11月19日 17時) (レス) id: c25913c797 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - NobuYouさん» そうそう、村上先生ね(笑)。私もつい忘れてまいそうになったので、すばるくんにあの一言を言わせましたとさ。まんま、私の心の声。笑。 (2017年10月3日 6時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - NobuYouさん» うわー、読破！こちらこそありがとうございました！こんな職場いいなってお声を結構いただけて。最終的には７人プラス上田しゃんのの関係性の良さが表現できたのかな？って嬉しくなりました！何しろ無事に書き終えられて良かったと安堵安堵の思い出でした(笑) (2017年10月3日 6時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
NobuYou(プロフ) - 色々なことが一気に動き出しましたね。それに負けじと一気に読ませてもらいました。ありがとう！楽しかったぁ。仕事も認めあっててOFFはいつまでもバカ騒ぎができて。ホントにいいチームワーク。こういう職場で働きたいな。村上先生が医師だって、一瞬忘れてました笑。 (2017年10月2日 23時) (レス) id: beff6a0c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がくたん
| 作成日時：2017年4月8日 7時
