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『…、、』
患「でね、何か風邪っぽくてねー。少し息が切れるんですよ。」
患「熱はいつも35度台なのに36,5度もあるし」
矢「36度台なら治療が必要な熱ではないと思いますが。」ｶﾀｶﾀ…
患「でもねー歯は痛いし、何か変なの、」
矢「特にお顔も腫れてないようですが。」ｶﾀｶﾀ…
患「でもねぇ…」
いつものように電子カルテを打ちながら話を始めた矢島先生。
丸「あら上田しゃあん、いらっしゃいませー♪」ﾎﾟﾝ
『っ、丸山せんせっ、』
丸「しいーっ、診察中でっせ？笑」
『っごめっ、』
いつもと逆やんって笑いながら丸山先生が私の後ろに立って、カーテンの向こうの様子を伺う。
丸「どんな感じですかねぇ、」
『んー、何か歯が痛いってう患者さんで…』
丸「あれまー。笑」
丸「でも他に何かあるんちゃいます？そうでもなけりゃ歯医者さんに行きはるでしょー。」
『うん、そう。それと風邪っぽいって。熱はないみたいだけど、息が切れるって…』
丸「息？」
丸「ほんまぁ…」
丸山先生は眼をまん丸くしたと思ったら、すっと眉をひそめて。
矢「…お喉も何もないですし、歯茎も腫れてないようですので、とりあえずお近くの歯科に、」
丸「失礼しますー。」ｼｬｯ
診察を終えようとしている矢島先生を遮るように診察室に入っていった。
矢「っ、丸山せんせ、」
丸「お邪魔しますー、救急科の丸山と申しますー。一緒にお話聞かせてくださいー。」
丸「今までかかった事のある病気を教えていただけますかー？」
マスクを顎にずらしながら患者さんに一礼して、問診を始めた。
そして。
矢「…、」ｶﾀ、
丸「矢島先生。」
丸「ええから。」
丸「ちょっと一緒に聞きましょ。」
『……。』
問診内容をカルテに打ち込もうとした矢島先生を静かに制した。
丸「…そうですかー。そしたら念のためにまず心電図とらせてください。」
矢「心電図…？」
心電図を装着し、波形を見て。
うん と、頷いて。
丸「ほい、大至急採血。ルートもとろか。」
矢島先生に波形を見せて、指示をした。
慌てて準備をする矢島先生。
丸「上田しゃんっ、」
『っ、はいっ』ｼｬｯ
丸「至急大倉先生コールしてもらえます？」
『えっ、』
今度は驚いて聞き返した私を目で制して。
丸「ご家族の方お呼びしましょかね？」
って、さっきまでと何ら変わらないトーンで患者さんに話しかけた。
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琴子(プロフ) - がくたんさん» いえいえ^^お忙しいのにレスありがとうございます！今年もよろしくお願いします！そして、今年も作品楽しみにしてます！！もちろんお時間ある時にで^^色々考えさせらながら読んでます^^また(^-^)/ (2019年1月14日 9時) (
レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - 琴子さん» レス遅れてすみません！明けましておめでとうございます！今年も宜しくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - ゆるさん» またまた鈍レスすみません！いつも読んでくださってるなんて嬉しいです！今後とも宜しくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします！また(^-^)/ (2019年1月3日 13時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - ありがとうございます (;;)(;;)いつもがくたんさんのお話読ませてもらっていますがくたんさんが書く安田さん好きです(^^) (2018年12月26日 12時) (レス) id: 48d31a04f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がくたん
| 作成日時：2018年3月21日 21時
