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江田さんの部屋を出て廊下を歩いていると、少し先に章大さんが立っていた。
「どしたん？何かあった？」
『え？』
「何度も患者さんにアタマ下げてんの見えてん。」
『…あぁ、江田さんがね、、』
pirrr…pirrr…
「、ちょ、ゴメンやで。」
ﾋﾟｯ
「はい、安田です。おお、どした？」
「…おん、そら開けなアカンやろな。ええよ、人手はおるから。ウチの矢島連れてくし。分かった、すぐ行くわ。」ﾋﾟｯ
『緊急？』
「おん、マルから。救急外来の応援呼ばれたわ。今日帰れへんかも。」
『オペ入るの？』
「んー、状況による。救急外来の代打かオペのどっちかやな。」
『分かった。頑張ってね。』
「開けっ放しで寝なや？笑」ｺﾂﾝ
『もー分かったってっ。あれはたまたまっ。笑』ﾍﾟｼ
「ふはっ、じゃな。」ﾎﾟﾝ
『もぉ、、苦笑』
夏の終わり、夜風が涼しくなってきた頃。
出張からドロッドロに疲れて帰った私は、家中の窓と玄関のドアを開けて換気中、リビングで荷物の整理をしながら そのまま床で寝てしまった。
夜中に国立近畿から帰ってきた章大さんが、散乱する荷物と開け放たれた部屋の中で横たわる私を見て、事件に巻き込まれたと勘違いして大騒ぎした事があった。
それを悪い笑顔でイジった後、白衣を翻して走っていく章大さん。
こないだ食堂ですばるくんにしたように、その後ろ姿を盛大なため息で見送った。
・
『おはようございますっ。』
「「「おはようございまーす」」」
昨日、結局章大さんは帰って来ず。
翌朝出勤すると、オペマスクをかけたまま、電子カルテを打っている章大さんがいた。
きっと一睡もせずに朝を迎えたんであろう横顔に、心のなかでお疲れ様と声をかけた。
その隣には、矢島先生。
いつもの光景のはずだった。
でも 何かが、変わっていた。
『カンファレンスを始めますーっ』
「「「はーいっ」」」
『えーと今日は、、江田さんですね。』
看「はいっ、」
最近の食事量が減っていること等、患者状況を説明する担当ナース。
いつものようにマスクのまま、眉間に皺を寄せて。体は半分カルテに向けて、世話しなく画面をスクロールさせたりしながら話を聞いている矢島先生。
章大さんもマスクのまま、黙って腕を組んで聞いていた。
看「…以上です。」
『ありがとうございました。じゃ続いて担当医の矢島先生お願いします。』
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琴子(プロフ) - がくたんさん» いえいえ^^お忙しいのにレスありがとうございます！今年もよろしくお願いします！そして、今年も作品楽しみにしてます！！もちろんお時間ある時にで^^色々考えさせらながら読んでます^^また(^-^)/ (2019年1月14日 9時) (
レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - 琴子さん» レス遅れてすみません！明けましておめでとうございます！今年も宜しくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - ゆるさん» またまた鈍レスすみません！いつも読んでくださってるなんて嬉しいです！今後とも宜しくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします！また(^-^)/ (2019年1月3日 13時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - ありがとうございます (;;)(;;)いつもがくたんさんのお話読ませてもらっていますがくたんさんが書く安田さん好きです(^^) (2018年12月26日 12時) (レス) id: 48d31a04f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がくたん
| 作成日時：2018年3月21日 21時
