きょもほくストーリー (ページ10)

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大:俺、本当は……怖かった……けど、誰もいないし……みんなはスタジオだし……どうしようもなくて……

北:うん。

京本の手を見ると震えてた。
よっぽど怖かったんだな。

大:でもさ、北斗から電話来た時……番号入れてなかったからわかんないわけで……まさか番号が漏れた？って思ったら怖くて……誰ですかって言っちゃった。
北:うん。
大:でも、相手が北斗だってわかった瞬間いろんなものが込み上げてきてさ……怖さが増すばかりでさ……でも、その反面安心が来た。
北:……
大:おれさ、こんなんだから……
北:京本は京本だよ。俺の知ってる京本は強がってて弱さを見せない。けど、守らなきゃ壊れちまいそうなやつ。
大:ほくっ……
北:大我、一人で抱え込むな。
大:たいっ……えっ……あ、うん。ごめん……ありがとう。
北:はい。もう泣かないの！
大:だって、大我って呼んでくれた。
北:は?えっそこ?おまっ……っんとにもう！///
大:えっ北斗照れてる？
北:は?意味わかんねえから！

内心、めちゃくちゃ照れてた。
耳、赤かったよな？
バレてないよな？

ピンポーン

ガチャ

北:おっ来たか！まず上がって。話はそれから……

俺は、こいつらに一連の話をした。
やっぱ驚いてたよな？
そりゃそうだ京本のファンのストーカーだから……
俺が、仕事の時は誰かが代わりで見るってことになった。

北:大我、大丈夫?(小声)
大:っ!うん……あのさ、北斗
北:なに?
大:不意打ちでいきなりの大我呼びやめてくんね？
北:いいじゃん別に……きょもがいい?
大:大我がいい。
北:素直じゃん。これから呼んでいい?
大:うんっ(ﾆｯｺﾘ)

か、可愛い！
と思った北斗でした。