きょもほくストーリー (ページ9)

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※何か抱えてる大我…… ページ9

ー北斗宅ー
やっと俺の家。
メンバーはあんまりあげたことないからドキドキする。
よりにもよって始めてあげたのが京本。
想像すらしなかったわ…
京本は、苦しそう。
心のケア、必要だよな？
絶対怖い思いしたと思う。
ストーカーしたやつ俺は許せねえ！
京本ってさ、強がってるけど本当はすぐダメになる。
昔っからそう。
誰かが守ってないとって人だから。
全部自分で解決しようとする。
ちったあ俺らを頼れよな！
今日は、俺を頼れ。

ー数分後ー
大:ん、んぅ。
北:あ、起きた？
大:北斗?ここは?
北:ん。俺の家……
大:えっ、あ、迷惑かけ……
北:かけてねえよ！いっつも思ってたけど京本全て自分で解決しようと思ってるだろ？ちったあ俺らを頼れよ！ってか今日は俺を頼れ!
大:……ん。ごめん。
北:あ、いや……言いすぎた。わりぃ……
大:んーん。北斗がそこまで思っててくれたんだって思って……俺、てっきり嫌われてると思ってたからさ。
北:ん。嫌いだったらとっくにグループ抜けてるし。

そう。嫌いだったらとっくに抜けて他の奴と組んでただろうな。
けど、俺はここにいる。
京本大我と一緒のグループにいる。
それはどういうことか、お前にはわかるのか？
俺は、お前を尊敬してる。
恥ずかしくてそんなこと言えねえけどな。

大:なんか、嬉しいな。ありがとう。
北:お、おぅ。

北斗は見逃さなかった。
大我の一瞬見せた曇った表情を。
なにか抱えてるんじゃないか……と悟った。

北:なあ、京本。なんか言いたいことあるんじゃないの?
大:えっ
北:気づかないとでも思った？あいつらの目はごまかせたとしても俺の目はごまかせれねえから。
大:あ、えっと……
北:無理にとは言わない。話せるようになったら話してくれ。
大:ん。大丈夫。あのね……実は……さ。