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お前のせいだよ ページ6

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『ちょっとお手洗い行ってくるね』


佐藤「んぇ〜?俺ひとりになるじゃないっすかー!早く帰ってきてくださいよ?」


『ローレンもうすぐ帰ってくると思うから…私もすぐ帰ってくるし、待っててね』


佐藤「はぁい…」



机に伏した佐藤くんにふふ、と笑い部屋を出た。
トイレまでの道の間に、喫煙所があって、ローレンがいるのが見えた。



そのまま通り過ぎ、女性トイレに入った。


用が済んで、トイレから出ると、少し離れた所でローレンが壁によりかかっていた。



『ローレンどうしたの?体調悪い?』


ローレン「いや別に。ほら行くぞ」



私の少し前を歩くローレン。
確かに足取りは普通だ。


ローレンの足を見てたから、ぴた、と止まったローレンに気付いて ローレン?と声を上げた。



ちょうど喫煙所の扉が開き、中にいた男性2人が出てきた。



その2人にじーっと見つめられて、少し気まづい。早く行って欲しいのに、扉をあけたままにしてるから道が塞がって通れない。



男「あの…」


ローレン「こっから先は女性トイレっすよ?男性トイレはアッチっす」


男「 チッ..」



2人は、私たちを睨み、舌打ちしてこの場を離れて行った。



『今のなんだったの?』


ローレン「俺が喫煙所居る時に、アイツらがトイレ行くA見て、声掛けようぜ。って言ってたの聞いてたから」



それで待っててくれたのか。



『ありがとねっ』ニコ


そうだ!
少し背伸びをしてローレンの頭を撫でる。



ローレン「…はぁっっっ!?」


『たまには撫でてって言うから…やっぱ嫌だった?』


ローレン「あ゛あっ、もうっ!!」



ぐしゃっ、と髪の毛を無造作に掴んで、私からプイッ、と顔を逸らしたローレン。



ローレン「_かった…」


『ん?』


ローレン「嫌じゃ…なかった…けど、急にはやめて…」



撫でる時に予め撫でるよ。って言う人いるかな…
前を向いたローレンの横顔を見れば、耳や首まで真っ赤に染まってた。



『やっぱローレンお酒弱いねぇ〜 笑 1杯で顔真っ赤だよ?』


ローレン「酒のせいじゃねぇよ」


『…へ?』




.

次もあるよ→←まずは生ビール!



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れこ(プロフ) - あまつかあくまさんの作る文章が大好きです…!最新話もめちゃくちゃ良くて…🤦‍♀️これからも更新頑張って下さい! (5月3日 16時) (レス) id: fc4b70d152 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2024年3月3日 13時

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