まずは生ビール! ページ5
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『んじゃ佐藤くん行こっか!』
はい!と元気に立ち上がった佐藤くんと、俺も行く。と言うローレン
『あ、ローレンも来るの?』
ローレン「おう。行っちゃ悪いか?」
『別に良いけど…』
ローレン「なんだよ…」
『いや別に?酔ったら介抱よろしくね〜 笑』
佐藤「さ!お酒も飲めないお子ちゃま舌の先輩なんて置いて行きましょ!」
『うわ、ちょっと引っ張らないでよ 笑 そんなに急がなくても酒は逃げないよ 笑』
佐藤「いや、ローレン先輩から逃げてるんです〜 笑」
『なにそれ 笑』
お店に着き、半個室の四人席に案内されて、
はじめに座った佐藤くんの反対側にローレンが座った。
そのままローレンの隣に座ろうとした時、
佐藤「先輩隣座ってくださいよ〜」
と声を掛けられた。
『えぁ、、いいよ 笑』
『はーい、かんぱ〜い!』
佐藤「かんぱ〜い!」
ローレン「かんぱーい」
まずは生っしょ!と私と佐藤くんが生ビール。ローレンはカシオレを頼み、届いたグラスを軽くぶつける。
グイッグイッと喉に流し込んで あ゛ーっ!と声を出す。
佐藤くんもグビグビと飲んで同じように声を出した。
ローレンはお酒が弱いからちびちびと飲んでいる。
佐藤「ウチの部署飲み会無いし、俺この部署1人で入ったから誘うことも出来ないし、他の部署は他の部署で仲良くやってるしで寂しかったんすよ…」
最初は仕事の話で盛り上がった。
そのうち、愚痴の話が始まり、酔いが回り出したのか、佐藤くんがぽつりと胸の内を話した。
『そっか…そうだよね…1人だと寂しいよね』
ローレンと飲みに行くことあるけど、佐藤くんとは無かったな…先輩としてもっと誘ってあげれば良かった…
『んじゃ、定期的に飲も?』
佐藤「えっ、良いんですか?!」
下を向いていた佐藤くんが パッ!と顔をあげた。
『もちろん!佐藤くんも気を遣わないで飲みに誘っていいからね?』ニコ
佐藤「あ…じゃ、週1で誘いますね!!」
『それはちょっと…多いかな 苦笑』
佐藤「えぇ〜!いいじゃないっすかぁ〜!せんぱ〜い!」ムフフ
『今日は奢ってあげるから、ね?』ナデナデ
佐藤「…しょーがないっすね!じゃあ、ちょっと減らしてあげますよっ!」
『ありがとね 笑』
ローレンが立ち上がり、部屋を出て行こうとする。
『ローレン?』
ローレン「タバコ」
『そ。行ってらっしゃい』
ローレン「 ん 」
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れこ(プロフ) - あまつかあくまさんの作る文章が大好きです…!最新話もめちゃくちゃ良くて…🤦♀️これからも更新頑張って下さい! (5月3日 16時) (レス) id: fc4b70d152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2024年3月3日 13時