検索窓
今日:424 hit、昨日:634 hit、合計:19,139 hit

送別会が…ない?! ページ4

.


3月になれば、退職する社員の送別会…ってのがある所はあるが、ウチの部署はやはり退職する人はいなかった。



ウチの部署は平均年齢が若い。
1番年齢が高い人が定年退職するまで数十年もあるわけで…


つまり、寿退社や、何かしらの事情があって退職しない限り席は空かない。



ウチの部署から退職者がいないということは、飲み会(送別会)がないということ。
退勤してから寝るまで死ぬほどビールを喉に流し込むのが好きな私は飲み会がない事実に項垂れていた。



『ん〜…ビール飲みたい…やきとり食べたい…』


佐藤「あー、いいっすねぇ!!ガッといきたいっすよね!」


『え、分かる〜?』


佐藤「はい!分かりますよ〜、疲れた体にはビールっす!」


『うわ、キミ分かってんねぇ〜!んじゃ、仕事終わったら飲みに行く?』


ローレン「お前もう酔ってね?」


佐藤「え!良いんすか?!行きます!!!」


『おぅ!元気がよろしいっ!』


部長「Aちょっと来い」


『あ、はーい』




ローレン「はぁ。心配だから俺もついて行くわ」


佐藤「とかなんとか言っちゃって…2人きりが嫌だっただけじゃないんですか?」ニヤ


バシッ


ローレン「お前はAの前でだけ猫かぶるの辞めろ」


佐藤「え〜?そんなことしてないっすよ 笑」


ローレン「Aが優しいからって調子に乗んなよ」


佐藤「確かにA先輩は優しいですよね…どこの誰かさんと違って…。それにA先輩の優しさに漬け込んでるのはローレン先輩もじゃないですか?」


ローレン「は?俺がいつAの優しさに漬け込んでるって?」


佐藤「昨日食堂でA先輩に甘えてたらしいじゃないっすか 笑笑」


ローレン「は?!?なんでそれ知って…」


佐藤「あんな皆の前で言い合ってたらそりゃ噂にもなりますって…ほんと羨ましいっすよ同期って立場」


ローレン「別に同期だろうが先輩後輩だろうが関係ないだろ」


佐藤「無条件に先輩の隣にいられる人にそう言われたくないっすけどねぇ〜」


ローレン「まぁな 笑 お前にAの隣はやらん」


佐藤「それは宣戦布告というやつですか?」


ローレン「そうだ。アイツは誰にもやらねぇ」


佐藤「意気込みは良いっすけど今のとこただの同期ってだけっすよね?その宣戦布告受けて立ちます」


ローレン「おぅ。ぜってぇ負けねぇ」




.

まずは生ビール!→←教育係



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
設定タグ:2j3j , lrn , kzh、kne
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

れこ(プロフ) - あまつかあくまさんの作る文章が大好きです…!最新話もめちゃくちゃ良くて…🤦‍♀️これからも更新頑張って下さい! (5月3日 16時) (レス) id: fc4b70d152 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あまつかあくま | 作成日時:2024年3月3日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。