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一目惚れだった ページ20

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アラームが鳴り、目が覚める。
スマホの画面は、隠し撮りしたせんぱいの仕事姿。



ちなみに、ローレン先輩に写真を撮ってるの気付かれて、めっちゃがん飛ばされてるのも写ってるが、切り取った。



「初めまして!佐藤くんの教育係になりましたAです」ニコッ



一目惚れだった。
少しでも会話したくて、聞かなくても良いようなことを何回も聞いた。



同じ事を何回聞いても優しく教えてくれせんぱいに何度も惚れた。
どんな表情のせんぱいでも好きだった。
仕事中の顔や、疲れてる時の顔、好きな紅茶とお菓子でひと息ついた時の顔。
その中でも1番好きだったのはローレン先輩といる時の顔。



デートに誘った時にいいよ。って言われた時は天にも登りそうだった。
俺もせんぱいにそんな顔させてみたい、そんな顔を俺にも向けて欲しい。出来ればこれからは俺だけに…



なんて思ってたけど、デート中ずっと他の事を考えているせんぱいを見て、俺には無理だと悟った。



今日からまた違ったせんぱいの顔を見れるのかなとこれから出勤してくるせんぱいを待つ。





「おはようございます...」



スっと出勤してきたせんぱい。
ゲッソリとした足取りで、寝れてないのか、大きなクマも隠せてない。



あまりにもいつものせんぱいとの変わり様に、部長が目を大きくかっぴらいて俺を見た。



いやいや、俺のせいじゃないっすよ!と慌てて首を横に振った。



俺は、どうしたんすか?!って声をかけそうになったのをグッと堪えて、頑張って頑張って、おはようございます。とだけ返した。



振られた以上せんぱいを応援するって決めたんだ...






ローレン「おはざいます...」



お前もか!
ローレン先輩は、二日酔いなのか、フラッフラで出勤してきた。



2人ともチラっと顔を見合わせて、お互い存在を無くすかのように静かにしている。



一連を見ていた俺と部長
部長は天を仰いだ。





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赤様→←なんでもない。



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れこ(プロフ) - あまつかあくまさんの作る文章が大好きです…!最新話もめちゃくちゃ良くて…🤦‍♀️これからも更新頑張って下さい! (5月3日 16時) (レス) id: fc4b70d152 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2024年3月3日 13時

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