天使 ページ7
.
『ねぇくずはぁ、』
「ん?」
『Aちゃんどう思う?』
「血吸いたい」
『…だよねぇ、』
「叶は…」
『あの子は…人間の匂いがするんだ…』
「俺がAの血を吸いたくなってる理由は…」
『「Aが人間だから…?」』
天使である僕の使命は、神と人間の間を仲介すること。
そのため、僕は、神と人間の匂いが人一倍感知出来るようになっている。
Aちゃんに初めて会ったのは、高校1年生。
彼女が1-Sの引き戸を開けた瞬間から漂った人間の匂い。
僕だけではなく、クラスにいたみんなが彼女の存在に注目した。
しかも僕たちはAちゃんに指1本触れることが出来なかった。
触ろうとしてもバチッと電気に弾かれたような感覚があり、触れることが出来ない。
それに常に隣にいるガっくんのAちゃんへの接し方にも何か違和感がある。
ガっくんのAちゃんを見る目と僕たちのことを見る目が天と地の差ほどあるような、出来れば自分の目の中にAちゃんしか入れたくない。と言うような意志を感じる。
そもそもガっくんはAに触れることが出来る。
高校2年に上がるころには仲も随分良くなり、学校では一緒に居ることが多くなった。
それでもまだ彼女に触れることは出来ないままなんだけど…
これは何かあると思った僕は官吏の弦月くんに話を聞いてみることにした。
.
189人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぅゅ??(プロフ) - あまつかあくまさん» 良かったです!楽しみにしています✨ (7月15日 18時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - ぅゅ??さん» ぅゆ??様コメントありがとうございます。投稿は続けさせて頂きます! (7月15日 14時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぅゅ??(プロフ) - コメント失礼します。続きはもうないってことでしょうか? (7月15日 1時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あまつかあくま | 作成日時:2023年7月11日 20時