食事会 そのさん ページ47
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ロレ「あんたらすろーんず親衛隊ってふざけたファンクラブ入ってんだってぇ?」
ロレ「そんで俺達が女子と話せばその女子をファンクラブ全員で袋叩き?…ハッ、笑わせんな。そんな奴らはなぁ、ファンなんて言わねぇんだよ!」
「で、でも私達は忠告しましたわ!近づくなとっ!!」
ロレ「ファンクラブ解散してくんね?はっきり言うと邪魔。ウザイ。」
「そ、そんなぁ…」
「それだけはッ!」
刀也「後はローレン君に任せましょう。食べたいの取りました?」
あたしの背中を押して輪から抜け出させてくれた刀也くん。
『んーん…』
なんだかお腹いっぱいってよりも胸いっぱいって感じでとにかくこの場から離れたかった。
刀也「ほら、僕ついてるから…コレは?A好きでしょ?ほら、コレもこれも…」
『うん!好き!!』
刀也「んふ、元気でよろしい 笑」
『ねぇ、刀也くんの分は?』
刀也「僕の分も一緒です」
『 ? 』
刀也「こんなもんかな…よし、行きましょう」
『刀也くんどこ行くの?席は逆側だよ?』
刀也「本当に戻ってもいいの?」
『んーん、よくない…』
刀也「皆逆側に行っているんでこっちは静かですよ」
あたしたちが座っていた席の真反対の位置にある席に連れられて座った。
『ほんとだ 笑 こっちは静かだね 笑』
人こそいるものの、賑やかな空気が好きではない人達がいる印象。
刀也「ほら、これ食べてみてください」
隣に座った刀也くんがあたしの口にデザートを運んだ。
言われるがまま口を開ければ口の中に入り込んだそれ。
フォンダンショコラのようで、中には溶けたチョコではなく、甘酸っぱいラズベリーソースが入っていて、チョコとの親和性バツグンでめちゃくちゃ美味しい。
『美味しいっ!』ニコニコ
刀也「良かったです」ニコ
『ほら、刀也くんも!あーん、』
刀也「え、僕は別に…あー、ん、うまっ!」
『でしょでしょー? 笑』
ニコニコと刀也くんと笑いあっていれば、私の隣に誰かがドカッと座った。
誰かと見てみれば、
葛葉「俺を置いてくなよ」
不貞腐れた葛葉くんだった。
『あ、葛葉くん!ごめんごめん 笑 葛葉くんも助けてくれてありがとうね!』ニコ
葛葉「俺にもあーんして」
『へ?刀也くん葛葉くんがあーんして、だって』
刀也「いや何でだよ! 笑」
葛葉「違ぇだろ!」
2人から同時にツッコまれた 笑
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ぅゅ??(プロフ) - あまつかあくまさん» 良かったです!楽しみにしています✨ (7月15日 18時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - ぅゅ??さん» ぅゆ??様コメントありがとうございます。投稿は続けさせて頂きます! (7月15日 14時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぅゅ??(プロフ) - コメント失礼します。続きはもうないってことでしょうか? (7月15日 1時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2023年7月11日 20時