実体のある御神体ってこと？ (fsm) (ページ45)

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食事会そのいちページ45

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藤士郎くんが確保してくれた席に向かう間に聞こえるヒソヒソ声。

「得能のエリート様方と一緒にいるのは誰？」
「みんなイケメン過ぎない？」
「SクラスのTOPのみんなだぁ！得能美男美女しかいねぇ！」
「この2グループが仲良いとか私得だわ！」
「あの女だれ？」
「得能の人たちは良いけど、すろーんず様に気安く近付かないで欲しい」

あたしにしか聞こえていないのか、みんなが反応しない為あたしも聞こえていないフリをした。

藤士郎くんが確保してくれた長机に腰掛けた。
あたしの左にしーちゃん、右にがっくんが座った。

2校の生徒会長から挨拶があり、2人の生徒会長があたしらにグラスを持つように指示をして、「かんぱーい！」という声を皮切りに食事会が始まった。

最初こそ席に座っていたものの、食事会が始まるなり女性達がこぞってあたしたちの席に集まってきた。

「ローレン様我々と食事はいかがですか？」
「アクシア様こちらで一緒に食べませんか？」
「エクス様こちらに座ってもよろしいですか？」
「この3人に引けを取らない程美しい方々…お名前はなんて言うのかしら？」

「椎名様私達とお話しましょう？」
「勇気様いつ見ても可愛らしい方ですわ！」
「アルス様の笑顔が見れましたわ！私感激です！」

「噂に聞いてたけど叶様ホント美しいわね…」
「葛葉様の笑顔初めて見れましたわ！」
「見ない顔の方々が居ますがご学友なのかしら？」

『うわうわうわ、！』

あたしが席に座っていようと、後ろから押され、隙間に入り込む女性たち。

しーちゃん達は離れて。うるさい。と言うが効果は無いみたい。

しーちゃん達はコレに慣れているのか、黙々と食べている。
叶くんと葛葉くんは、得能の女性たちに圧巻されている。

叶くんのあんな引き攣った笑顔初めて見た笑
葛葉くんも居心地悪そうに眉間に皺を寄せている。

あたしもなんか居心地が悪くなって、デザートを取りに席を離れた。

後ろから、刀也くんの「待って！」って言う声が聞こえたけど、背中から痛い視線を感じて、振り向くことなく足を進めた。

『うわぁ、、どれも美味しそう…どれにしようかなぁ…』

どのデザートにしようか迷っている時、左右から女性の手が伸びてあたしの腕を掴んできた。

「ちょっとアンタ！」

『はい？』

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心お優しい皆様のおかげで赤星なれました🥹
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