実体のある御神体ってこと？ (fsm)

休み時間 ページ44

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ｺﾝｺﾝ


ガク「お、来たみたいっすね。どぉぞ〜！」


ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ!




勢いよく扉が開いたおかげで、カーテンの前に立っていたあたしにカーテンがまとわりついた。



あたしと目が合った刀也くんがずかずかと保健室に入り、刀也くんに続いてみんなも保健室に入ってきた。



刀也「A…ﾊｧｧｧ、無事で良かった……」



胸に手を当ててホッとしたような顔をしている刀也くん。



『なんか心配させちゃったみたいで…苦笑 それにしてもなんで勢揃い？』



なんとなく叶くんと葛葉くんはこの状況が分かってなさそうな顔をしているけど。



しー「そりゃぁ、Aに会いに来たんよ！ 笑」



まる「弦月くんからAが体調崩したって聞いて来たんだよぅ」



多分みんな知らなそうな叶くんと葛葉くんに悟られないように合わせてくれたんだと思う。



『あーー、ごめんね？ちょっと貧血起こしちゃっただけだから 笑』



葛葉「貧血ぅ？んなの血ぃ飲めば一発じゃねぇか」



叶「あのねぇ、葛葉 誰しもみんな葛葉みたいに血が飲めるわけじゃないんだから 笑」



葛葉「あ、そっか」



ガク「まぁ、オレたち狐は血を分け与えること出来るっすけどね 笑」



『ってか、まだ歓迎会終わってないんじゃない？この後食事会あるんじゃなかった？』



叶「うん。今は休憩時間で、食事会の準備中ってところかな」



晴「あれ、そう言えば藤 士 郎 食事会の準備する人じゃなかったっけ？」



藤「そうだよ？でも僕は仕えてる人に就くから良いんだよ 笑」



刀也「遊んで食べる…良いですねぇ 笑」



ガク「疲れたあとみんなで食べる食事は最高っすね 笑」



『だね 笑 確か食事会はSクラスじゃなくても、Sクラスの人の許可があれば普通科も参加できるよね？刀也くんたちも参加したい？』



晴「良いんすか？」



刀也「まぁ、参加できるなら…」



景「俺は2人が行くなら行くよ」



『決まりだねっ！』









食事会始まる直前に行けばいいよね、って冷房の効いた保健室に留まるあたしたち。



藤 士 郎くんは、あたしたちの席の確保の為に先に多目的ルームへと向かった。



しばらくして、藤 士 郎くんからそろそろ食事会が始まるとの連絡を受けてみんなで多目的ルームに行く。



多目的ルームの扉を開けた時に、ざわざわしていた会場がしーん、となり視線があたしたちに刺さった。



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