官吏 そのに ページ42
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いつの間にかがっくんたちのグループ以外の人達も観戦するようになっていた。
アクシアくんとローレンくんがボールを持つ度に黄色い声が多い。
どうやらあの2人は特能で人気らしい。
がっくんに当てられたローレンくんが、内野にいるアクシアくんと挟み撃ちで、撃破した。
疲れたのか、床に寝そべったがっくんをアクシアくんとローレンくんが手を伸ばして起こした。
観戦者たちの拍手。
特能の学園長とウチの理事長も観ていたようで、ニコニコと拍手を送っていた。
ドッチボールを見て、自分たちも遊びたい!とグループでドッチボールを始めるところが増えた。
周りがドッチボールに染まっていくなか、Aちゃんのグループを見てみると、円になって真ん中に1人立って叫んでいる
「フルーツバスケットっ!」
晴「Sクラスの人達も特能の人達もアソビが好きなんだろうね 笑」
刀也「僕たち普通科でやったら盛り上がるの男だけですよ 笑」
景「おいおいっ!なんか怪しくね?」
景くんが急に声を荒らげて、指を指す。
景くんが指を指した方を見てみれば、見たことない男が床に尻もちをついたAちゃんに手を差し伸べている状態。
Aちゃんはその手を掴んで立たせてもらい、それから___
晴「と、、ろ…じろ、とうじろう!!」
晴くんに揺さぶられてハッとする。
『晴くん…』
晴「もちさんが暴れてるから!早くがっくんに知らせて!!」
晴くんに言われ、もちさんを見ると、今にでも2階席から飛び降りそうになっていて、景くんと晴くんが必死に抑えていた。
『わ、分かった!』
僕は目を瞑り、がっくんの頭の中に直接問いかける___
『ガク様…ガク様…』
ガク「なんだぁ?」
『A様が、男性に連れられて外へ…』
ガク「なんだって?…すぐに行く。そこにとやさんいる?」
『はい。暴れておりますが…』
ガク「クックックッ、やっぱり 笑 …そのまま抑えておけ。俺から良いと連絡するまで来させるな。」
『御意__手は抜いてあげて下さいね』
ガク「ふふっ、それはどっちに? 笑」
『……どっちにも。です』
ガク「まぁ…男次第かな 笑」
未だに暴れているもちさんに
『今がっくんがAちゃんの所に向かったので、もう少ししたら行きましょう』
と言うと、
刀也「もう少ししたら?もう少しってどのくらい?なんで今すぐじゃないの?」
質問攻めを受けた。
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ぅゅ??(プロフ) - あまつかあくまさん» 良かったです!楽しみにしています✨ (7月15日 18時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - ぅゅ??さん» ぅゆ??様コメントありがとうございます。投稿は続けさせて頂きます! (7月15日 14時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぅゅ??(プロフ) - コメント失礼します。続きはもうないってことでしょうか? (7月15日 1時) (レス) id: 17d0698b58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2023年7月11日 20時