実体のある御神体ってこと？ (fsm) (ページ3)

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イタズラ3 ページ3

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ガっくんが作ってくれた朝ごはんを頂いて、制服に着替える。

クリーニングに出していたからちょっと硬い布地に袖を通す。

ローファーを履いて玄関を出る。

｢リボン曲がってますよ笑｣
リボンを直すときにさりげなく胸を触ってくるガっくん。

『おいっ！』

｢大きくなりましたねぇ〜｣ﾆﾔﾆﾔ

『殺す』

｢さっ、行きましょ｣

ガっくんと手を繋ぎ、そのまま進み、鳥居を潜ると、目の前には通って3年目になる高校の校門前。

あたしの通う高校は、人数が少ないため1年から3年までクラスが変わらない。

だからクラス発表のわくわくはない。

あたしは3-S

ガっくんも3-Sである。

3-Sの扉を開けると、同じ班の叶くんと葛葉くんが談笑してるのが見えた。

『おはよう！叶くん葛葉くん！』

ガク｢おはよう！｣

叶｢おはようAちゃん！ガっくん｣ﾆｺ

葛｢おっす〜｣

『なんの話しで盛り上がってるの？』

叶｢聞いてよAちゃん！葛葉ったらね、A組の子の血を吸ったらさぁ、不味かったみたいで。まっず、って言って置いて行っちゃったんだよ？｣

『えぇー！可哀想だよー』

叶｢だよね？｣

葛｢不味いもん不味いって言って何が悪いんだよ…｣

『あたしの血あげられたら良いんだけど…』

ガク｢ダメっすよAさん！｣

『分かってるよぉ』

この世には人の容姿をしているが、実際は人ならざるものも存在する。

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