45話 ページ5
リヴァイ班と合同の訓練はあっという間に終わってしまった。
彼らの立体機動は滑らかで無駄がなく、俊敏だった。ガスの使い方まで懇切丁寧に教えてもらい、今まで駐屯兵としてしか送ってこなかった自分にはとても有難かった。リチェとロイド、2人に遅れを取った分、ここで少しは埋めたかったから少しだけ安心もした気がする。
リチェとロイド、リヴァイ班の面々と兵舎へ戻る。立体機動装置は自分で持って帰り、手入れをするようにと言われた。
調査兵団と共に訓練をしてるが、それと並行して駐屯兵としても色々やらなければならない。
壁上調査もやらなければならないがまず今すぐやるべき事は夜ご飯をつくること。集合時間まであと数分しかない。
途中で当番があるからと伝えて駐屯兵団の兵舎に向かった。
久しぶりの立体機動で体は疲れていた筈なのに、兵舎に戻る時の足取りは軽やかで、何だか気分が浮かれていた。重いはずの立体機動装置やボンベと鞘、操作装置、それらが軽く感じる。
楽しかった、勿論リチェとロイド2人で飛べた事も、リヴァイ班との訓練も、何もかもが。
そんな状態で炊事場に行くと、班員に「お前なに笑ってるんだ…？きもちわるいぞ…」と言われてしまった。
そうか、無意識に笑ってたのか…。
今度から気を付けようと思いながら、使い慣れたナイフを取ると、サクサクとジャガイモの皮を剥いていく。
いつもより多めに夕食を作り終えた。
やはり調査兵団が来てから大変になってしまったが、料理自体は嫌いな訳では無いためそこそこ楽しくやれる。
スープが入った大きい鍋や支給されているパンを食堂に運ぶ。
たぷんたぷんと具がたくさん入った鍋はとても重い。
あと少しで食堂だ、落とさないよう一度下ろして持ち直そうとする。
「持とうか？」
後方からの声に振り向く。
手を振りながらこちらに歩いくるハンジさん、エルヴィン団長、そしてリヴァイ兵長がいた。先程の声の主はおそらくハンジさんだ。よくこの3人で一緒にいるイメージがある。リチェから聞いた話だと分隊長であるハンジさんは作戦立案に大きく関わっているらしい。
置いていた鍋を道を開けるように横にずらして敬礼をする。
「今日はごめんね、すっかり新武器の方が気になっちゃって」
「いえ、そちらの方が重要ですので」
通り過ぎるのかと思いきや目の前で3人とも足を止めた。ハンジさんが直っていいよ、と言う。お言葉に甘えて手を下ろし後ろで両手を回す。
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やし野(プロフ) - Soleilさん» ありがとうございます､絵を褒めてもらえるのは嬉しいです!! かっこいいと言われて主人公くんも喜んでるはず!笑 (2018年7月10日 17時) (
レス) id: 3f26a78505 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - イラスト拝見させて頂いたのですが、めっちゃかっこいいですね！絵がとてもお上手ですね (2018年7月10日 14時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
やし野(プロフ) - Rainさん» 嬉しいお言葉たくさんありがとうございます〜！マイペースに頑張っていくので宜しくお願いします！！ (2018年7月2日 17時) (レス) id: 3f26a78505 (このIDを非表示/違反報告)
Rain - すっごく面白いです！！これからも頑張って下さい！応援してまーす！更新楽しみにしてます！ (2018年7月1日 22時) (レス) id: e08e47c2f9 (このIDを非表示/違反報告)
やし野(プロフ) - Soleilさん» ありがとうございます。コツコツ書いていくので今後とも宜しくお願いします(^O^) (2018年6月25日 21時) (レス) id: 3f26a78505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やし野 | 作成日時：2018年3月31日 23時
