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コンビニに入ろうとしたちょうどその時。
店から出て来たのは、松本さんだった。
まずい、と思った。
どうして松本さんと遭遇することを考え付かなかったんだろうって。
だけど、お母さんは記憶障害なんだった。
最近のことは覚えていないはず。
松本さんは私達に気付いて一瞬顔を強張らせたものの、平静を装って通り過ぎていく。
良かった。
何事も起こらなかった。
そう思ったのに。
「待ちなさい」
冷たく厳しい声に、体がすくむ。
お母さん……？
「貴方、ここで何をしているの」
お母さんが声をかけている相手は、明らかに松本さんだった。
どうしよう。
何とか誤魔化さなくちゃ。
慌てて店の中へ車椅子を押して入る。
「あ、玩具ってあれですか？可愛い……」
「止めて頂戴」
「お買い物するんじゃ」
「止めてって言ってるの！」
店内に響くお母さんの声。
その場にいた人々が唖然とする中、お母さんは車椅子から立ち上がって歩き出す。
どうしよう、止めなきゃ。
「ちょっと待って！危ないから……」
「離しなさい！
私はあの人に話があるのよ！」
「待ってってば」
「うるさいっ！」
腕を掴んだ私は、お母さんに振り払われて尻餅をついてしまった。
騒ぎに気付いた松本さんが振り返る。
「あの人に私の人生をめちゃくちゃにされたのよ！仕返ししてやる！」
お母さんが興奮した様子で叫ぶ。
来ちゃだめ！
来ないで！
そう願ったのに。
松本さんは私に駆け寄って来た。
「大丈夫か、A」
どうして？
私なんか置いて早く逃げてよ。
今のお母さんは普通じゃない。
また松本さんが傷付けられてしまう。
「……どういうこと？
貴女、この人の仲間だったの？
ずっと私を騙していたの？」
お母さんが声を震わせる。
いけない。
これ以上お母さんを刺激しては。
「違うの！
騙してたんじゃないし、仲間とかそういうんじゃ」
「嘘つき！
この男と私を陥れようとしてたのね！」
「違う！落ち着いて、お母さん！」
「触るな！こんなものっ……！」
さっきあげたばかりのチャームをバッグから引きちぎって、お母さんが私に投げ付ける。
それは私の顔に当たって、虚しく床に転がった。
「あああ、もう嫌！もうウンザリよ！
二人とも呪ってやる！
地獄に落ちろ！」
「待って下さい、責めるなら俺だけを」
「うるさい、悪魔！」
「落ち着いて」
「離せっ！やめろ、殺される！
殺してやる！」
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yuko(プロフ) - オム翔さん» オム翔ちゃん、感想ありがとう♪その映画見たことない〜！あれも先生が生徒にチューしてたよね？あんな可愛い生徒がいたらやってまう気持ちもわかるけど。←なぜ先生目線ｗ最後ハッピーエンドだった？櫻井先生帰らないでほしかったね(´；ω；`) (2018年10月5日 0時) (
レス) id: 002ad326f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ゆりさん» ゆりちゃん、感想ありがとう♪先生も松本さんもかっこいいし素敵だし、どっちも好きだからどっちも選べないよね(笑)！贅沢な悩みだわ〜だから妄想ってやめられない(〃▽〃)生徒×教師も兄×妹も同じく禁断だしね。イケナイことばっかりでドキドキしちゃうねｗ (2018年10月5日 0時) (レス) id: 002ad326f1 (このIDを非表示/違反報告)
オム翔 - 今更ながら生田斗真君の先生！好きになっても〜を見ててなんかいろいろ重ねて読んでたらキュンキュンが増しました笑笑心配してきてくれる先生はやっぱり優しいです！でも、待っててって言ったら待っててほしかったな〜プレゼントを渡す日が来るといいですね！ (2018年10月1日 0時) (レス) id: 1863dc6a09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - いやぁ〜イイ男二人に守られてて、そりゃどっちを選ぶか迷いますよね(笑)櫻井先生も本当に心配してくれてた！(人´▽`*)待っててって言ったのに、まさか松本さんが何か言った？！でも松本さんは松本さんで一番守ってくれるしなぁ〜(*ﾉд｀*)σどっちも選べないですよ〜 (2018年9月27日 23時) (レス) id: 7082127890 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ゆきままさん» ゆきままちゃん、感想ありがとう♪なんで桃太郎だったんだろうな(笑)お母さんとの思い出の絵本が桃太郎だったりしてね。truth、もうTVでは見られないと思ってたから嬉しかったよー！ (2018年9月27日 0時) (レス) id: 002ad326f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2018年8月25日 1時
