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私が働いているのは、グループ会社がいくつも入っているとあるオフィスビル。
仕事は楽じゃないけれど、毎日が充実してる。
ビルの最上階には、ひとりの男性が経営しているコーヒーショップが入っている。
ショップと言っても、テーブルと椅子が並んでいる休憩スペースの一角に小さなコーナーがあるだけのお店。
３時から６時までという短い時間しか開いていないけれど、マスターである喜多川さんが作ってくれるカフェラテは私のお気に入りで、毎日のように通っていた。
喜多川さんは白髪のダンディーなおじいさん。
コーヒー好きが高じて趣味でお店を始めたらしい。
仕事の休憩がてら、喜多川さんと話すのもひとつの楽しみだった。
彼はお歳ではあるけれど、イケメンで話題も豊富。
若い頃はいろんな国を旅して歩いたらしく、嘘か本当かは謎だけど世界各国での喜多川さんの武勇伝を聴くのは楽しかった。
時には仕事の悩みを相談したり、世間話をしたりもする、頼れるお父さんみたいな感じ。
喜多川さんから香るコーヒーアロマは、いつも私の心を落ち着かせてくれていた。
今日も３時になったのを確認して、エレベーターに乗る。
最上階で降りると、私はいつものようにコーヒーショップへ向かった。
「すいませーん、カフェラテひとつ」
「はい、いらっしゃいませ」
……あれ？
いつものマスターじゃない。
カウンターからひょこっと顔を出したのは、ふんわりとした茶髪に円らな瞳の男の子。
私の驚く顔にハッとした彼は、自己紹介を始めた。
「あ、僕今日からここで働くことになりました、相葉雅紀といいます」
「えっと、喜多川さんは？」
「辞めました」
「えっ……いつ！？」
「先週です。腰を痛めちゃったらしくて」
「えーっ！？」
知らなかった。
お正月に取れなかった冬休みを今更使ってのんびりしている場合じゃなかった。
ショック！
私の数少ない楽しみのひとつが！
「えっと……園田Aさんですよね？
カフェラテ、ミルクとシュガー多めで」
「え？」
「常連さんの情報は引き継いでます」
ニコッて微笑む新店員、相葉さん。
よくよく見たらイケメンさんだ。
だいぶ若そうだけど。
ちゃんと引き継ぎしたんだ、喜多川さん。
さすが抜かりない。
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yuko(プロフ) - ﾅｵさん» ﾅｵちゃん、感想ありがとう♪同じく！葉担だけど二宮先生にそんなこと言われたらついて行っちゃうよね(*ﾟ∀ﾟ)=3私が書くお話の主人公は大抵隙だらけだね、うむ。隙がなかったら付け込めないじゃん！チューできないじゃん(笑) (2018年6月22日 23時) (
レス) id: c2650238d0 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - かんちゃんさん» かんちゃん、感想ありがとう♪何もかも二宮くんに奪われてしまえ〜！！(*'д`*) (2018年6月22日 23時) (レス) id: c2650238d0 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - にのみやりなさん» にのみやりなちゃん、感想ありがとう♪そうだよねっ、新垣さんなんかさっさと振っちゃえ〜！って思うよね（☆∀☆） (2018年6月22日 23時) (レス) id: c2650238d0 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ゆりさん» ゆりちゃん、感想ありがとう♪奪ってやるだってよ！どうするよ！(*ﾉωﾉ)二宮くんったら可愛いお顔して言うことは男前(//Д//)我ながら読んでて照れるｗｗ私の拙い妄想で申し訳ないけど、ゆりちゃんも二宮くんに奪われちゃってね☆ (2018年6月22日 23時) (レス) id: c2650238d0 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ(プロフ) - 「奪ってやるよ」だって！！もう何年も前から心を奪われて５人の虜だよ♪私だったら、言われた時点ですぐに別れて、ニノのとこ行くね。お見舞いにも来ないような冷たい人は嫌だ。主人公は隙ないとか言ってるけど、ありまくりですよね？むしろ、隙しかなくないですか？ (2018年6月21日 17時) (レス) id: 6a84b334f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2018年3月15日 0時
