55 クビ宣告 ページ13
雅紀さんはその日、夜遅くに帰って来たようだった。
シャワーを終えて部屋で寛ごうとしていた時、部屋に備え付けの固定電話が鳴って驚いた。
だってディスプレイには、『相葉雅紀様』って書いてあったから。
雅紀さんから電話？
私に直接、こんな時間に？
一体何の用事だろう。
とりあえず出なくちゃ。
「はい、三浦です」
『Aちゃん？相葉です』
初めて電話越しに聴く、雅紀さんの声。
夜だからなのか、いつもよりトーンが低くて大人っぽくて、ドキドキしちゃう。
「お疲れ様です。
あの、何か……」
『遅くにごめんね。ちょっとだけ出てこれる？』
「あ……はい、わかりました」
『部屋で待ってるね』
「はい」
急な呼び出しでも断れない。
なぜなら彼はご主人様、私は使用人のメイド。
ご主人様の命令は絶対だと櫻井さんから学んだ。
でも、それだけじゃない。
使用人という立場だけど、雅紀さんに会えることが単純に嬉しい。
一生懸命気持ちにブレーキをかけようとしても、こういう時は箍が外れそうになる。
ドキドキして浮かれている自分に気付く。
さすがにスッピンはまずいから、パウダーをはたいて薄くお化粧をする。
服は……こんな時間だけど部屋着で行く訳にはいかないから、メイド服に着替えた。
いつもより照明が落とされた長い廊下を、雅紀さんの部屋へ向かって歩く。
人気がないうえに広くて暗い夜のお屋敷が少し怖いのと、雅紀さんに早く会いたいのとで自然と早足になってしまう。
変だなあ、私。
やっと雅紀さんの部屋に辿り着いて扉をノックすると、「どうぞ」って優しい声が聴こえてホッとする。
扉を開けると、暖かい色の照明の中、雅紀さんはいつもの大きな椅子に腰掛けて私に笑顔を見せてくれた。
「失礼します、お呼びでしょうか」
「ごめんね急に、もう寝るところだった？」
「いえ、大丈夫です」
雅紀さんは私に、一緒にお茶をするときに使う椅子に座るようにすすめてくれる。
私が躊躇いがちに座ったのを確認して、雅紀さんは話し出した。
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yuko(プロフ) - 美虹さん» 美虹さん、感想ありがとう♪笑ってもらえて嬉しいです、ありがとう(*´∀｀)ドラマは終わってしまうけど、皆から愛される御前をこれからもよろしくお願いします！ (2017年6月26日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
美虹(プロフ) - 毎回櫻葉のやりとりに笑ってしまいます！笑笑 最高に面白いです！更新頑張ってください！ (2017年6月25日 14時) (レス) id: f4bc9ca3a7 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ﾅｵさん» ﾅｵちゃん、感想ありがとう♪のぼせちゃうよね、鼻血噴いちゃうよねｗ！はー、今貴族探偵観終わったばかりだから興奮してる（笑）あれ見たらホント一週間頑張れる！ますます御前様の男前っぷりが発揮されてるよね〜(//Д//)あの女優さんうらやま〜！ (2017年6月13日 1時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ゆりさん» ゆりちゃん、感想ありがとう♪ほんと？長くなっちゃっても大丈夫？あと２章ぐらい使っちゃうかも……ドキドキ（笑）櫻井さんは狙っているとしか思えないよねｗむふｗゆりやん、あの才能だけは羨ましいって( *´艸｀)地味に辛口ｗ (2017年6月13日 1時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ(プロフ) - きゃ〜！( *´艸｀)相葉くんと一緒にお風呂だなんて〜！色んな意味でのぼせちゃう（笑）櫻井さんはなぜあんなにタイミングがいいんだろう？嵐ならどんなお仕置きでもされたい！月曜日以外でも貴族探偵のためなら学校頑張れるよ！！ (2017年6月8日 17時) (レス) id: 6a84b334f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2017年5月10日 1時
