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「お二人揃って、こんなところで会えるなんて！」
「ホント偶然ですね」
「来週には発つんでしたっけ？」
「ええ。いよいよ」
「寂しくなるなあ。結局皆で食事に行けずじまいでしたねえ」
「すいません、バタバタしてしまって」
「日本に戻ることがあったら是非連絡して下さいね、飲みましょう！」
「是非是非！」
皆川さんと翔くんの会話が、遠くに聴こえる。
二人は、楽しそうにしているのに。
私は雅紀くんに気付かれた気まずさに、話に入っていくことができない。
そのうち、女子を振りほどいた雅紀くんが笑顔でやって来た。
「お疲れ様です」
「おー、相葉！お前、櫻井さんとは久し振りじゃないのか？」
「そうでもないよな」
突然翔くんが、タメ口で話し出した。
「こないだ会ったじゃん、雅紀」
えっ…
えっ！？
何で！？
雅紀くんも一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに笑顔に戻る。
「そうだったね」
皆川さんもびっくりして、目をまんまるくしてる。
「なんだあ？どういうこと？」
「幼馴染みなんです、僕達」
「ええっ！そうだったの！？早く言えよ相葉！」
「すいません、ちょっと喧嘩してたから」
「何だよそれ！
へえー！そりゃあ驚いた！」
驚くよね、今まで他人行儀だったのに。
でも、どうしてこのタイミングで解禁？
「二人は？仕事帰り？」
「そこで飯食ってた」
「そう」
「勘違いすんなよ雅紀。
俺はお前と違って人のもんに勝手に手ぇ出したりしてないよ」
翔くん…？
何言ってるの…？
「俺は翔ちゃんと違って、Aのことを信じてるから」
「へえ？そりゃ失礼」
雅紀くんまで…！
ちょっと待って！
不穏な雰囲気。
皆川さんの前で、こんな…
止めなきゃ。
変に思われちゃう。
「二人とも何言ってるの？やだなあ！
皆川さん高橋さん、相葉さんも、失礼します！」
翔くんの腕を無理矢理引っ張って、会話を止めた。
「…んだよ。
じゃあ、また改めてご挨拶に伺いますので」
「あっ…ああ！また！」
「お疲れ様でした！」
「失礼します」
雅紀くんは怒ったような顔で、黙って私を見ていた。
けど、早くここから逃げ出したくて。
ぺこぺこ頭を下げながら、何とかその場を離れた。
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Rii!(プロフ) - →胸をざわつかせ、そのまま完結！私の大好きな締めくくり方！タイトルの画像が爽やかだったので純愛ものかな？と読み進めていくうちに、まさかのドロドロ！もうドロドロ通り越して狂気的でたまらなかったです！最高でした！ (2018年10月5日 6時) (
レス) id: 39d5af13c3 (このIDを非表示/違反報告)
Rii!(プロフ) - 初めましてのコメントです 作品は黙々と読むタイプであまり感想やコメントを残す私ではないのですが、この作品は思わず「コメントしなきゃ！」と心震えました 最終話とも気づかず読んでいたらまさかの完結で思わずゾクゾクしてしまいました！今後の展開にドキドキと (2018年10月5日 6時) (レス) id: 39d5af13c3 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - えるさん» えるちゃん、感想ありがとう♪納得できない結末だったかもしれませんが面白かったと言ってくれてありがとう！嬉しいです！連載中のお話も更新頑張ります☆ (2017年1月10日 23時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - 初めまして。最後、マジかー(>_<)ってなりましたが、とっても読みごたえがあって、面白かったです＼(^^)／yukoさんの作品、大好きで読ませていただいてます。これからも頑張ってください(*^^*) (2017年1月8日 0時) (レス) id: 0652f15724 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - yukoさん» 大丈夫ですよ！これからも応援してます！ (2016年12月14日 22時) (レス) id: 096f5eb490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年11月4日 1時
