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それから、俺はジョージが言うところの「ガールハント」をきっぱりとやめた。
週末は理紗と過ごすことが多くなって、よく眠れるようになった。
理紗はいつも一生懸命で、ユニークな発想を持った女だった。
どんな時だって、俺の想像を遥かに超えた行動をする。
新しい得意先を見付けてきたと思ったら、俺がいくら口説いても駄目だった会社だった。
そこの社長は40代の品の良さそうな女性で、ジュンならいける！ってジョージに言われて攻めたのに。
もちろん、正攻法でだよ？
どうやったんだ？って聞いたら、社長が日本のアニメの大ファンで、限定グッズをちらつかせて連日飲んだくれたって宣った。
そんなの全然気付かなかった。
目の付け所が俺とは全然違うんだな。
まあ、理紗がどうして限定グッズなんかを持っていたのかは置いておくとしよう。
こんな理紗と一緒にいると、次は何を言い出すんだろうって楽しかった。
今まで出会ってきた女達とは全然違う。
もっとこいつのことを見ていたいなんて思う。
全然タイプじゃないし、もう二度と恋なんかできないと思っていた俺がこんなことになるなんて。
自分でもびっくりだ。
仕事は順調で、会社の業績は伸びて行った。
俺は、こっちの拠点を拡大するという櫻井商事の目に留まるように頑張った。
友達には戻れなくても、翔くんの会社とビジネスパートナーになれたらって思って。
毎日、必死で働いた。
それはジョージもサラも理紗も、同じ思いだった。
そんなある日。
『ジュン、電話よ。櫻井商事の櫻井さんから』
サラに言われて、ビクッとした。
翔くんから電話…？
一体何のために…？
何の用件だろう。
二度と顔を見せるなって言われた時の、悲しそうな翔くんの顔が過る。
『何だって！？ジュン、ビジネスチャンスだぞ！』
ジョージの言葉も耳に届かないほど、柄にもなく緊張した俺は。
恐る恐る、受話器を取った。
「はい、松本です…」
『潤、俺』
「うん…」
『元気か？』
「うん、元気…」
気まずい。
何の用だろう。
俺を罵りにわざわざ電話を？
だったら甘んじて受けないといけない。
いや、その前に謝らなきゃ。
謝ったって許されないと思うけど。
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さーちゃん - あと、幼馴染みも大学生の相葉君もすてきだと思います。よかったら、お友達になってくれませんか? (2017年1月6日 20時) (
レス) id: 9412fa705f (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん - yukoさんの作品をよんで、どれもすてきだなと思います。一番は相葉君の小説が好きです。会社員の相葉君もパティシエの相葉君も大好きです。高校で先輩の相葉君と後輩の主人公で卒業後は美容師の専門学校に通う相葉君を書いてほしいです。 (2017年1月6日 20時) (レス) id: 9412fa705f (このIDを非表示/違反報告)
しょうまい。(プロフ) - yukoさん» 書いてくださるんですね！楽しみにしてます(*´艸`*) (2017年1月5日 23時) (レス) id: 56364eb5ea (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - さねさん» さねちゃん、感想ありがとう♪お返しのチュー？二宮くん、実はオラオラ系だからね。←好きｗ可愛いふたりを好きになってくれてありがとう！社長のお話も書きます！ (2017年1月5日 22時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - kiraさん» kiraちゃん、感想ありがとう♪はじめまして！嬉しいです、ありがとう！お話は一応時系列に並んでいて、次は３人家族になった櫻井家のお話になります。離れていた頃の社長の様子は、社長自身の話や二宮くんの回想で既にちょこっと書いていますので、それでお許し下さい。 (2017年1月5日 22時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年10月10日 0時
