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何！何！
おねだりって何！
そんなのどうしたらいいのかわかんないよ！
「何百面相してんだよ」
「えっ！？いやあ、あの…」
「違うの？」
「あっ…いや…違わないけど…」
「ん？」
ああ、もうダメ。
そんな可愛い顔して、首を傾げるだなんて。
「そんなに俺のことが好き？」
え…？
その質問は何？
今社長にデレてたの、バレてた？
耳が熱い。
私、どうしてこんなになってるの。
「はい…」
「どれくらい？」
「え…」
どうしちゃったの、社長。
女子みたいなことを急に言い出して。
酔っ払ってる？
飲んできた訳じゃないよね？
どれくらい好きかなんて、言い表せないよ。
今までしてきた恋愛の中で、社長は一番だと思う。
過去も未来も、これ以上人を好きになることはもうない。
そういう確信は、自分の中にある。
「なあ…答えろよ」
社長の腕が、腰に回されて。
吸い寄せられるように、二人の距離が近付く。
「好き…」
「それだけ？」
「泣きたいくらい…」
社長の胸におでこをくっ付けて、赤くなった顔を隠す。
「どうしたらいいのか、わからないの…」
「何が？」
「毎日近くにいるのに、もっと近付きたい。
翔さんの全部を知りたい。
翔さんの全部が欲しい」
頭の上から、社長のフッて笑う吐息が落ちてくる。
回された腕に、力が込もって。
社長の鼓動と私の鼓動とが、混ざり合う。
「俺の全部をあげたら、お前の全部をくれる？」
「もう全部あげてる…」
「足りない」
これ以上？
どうしたらいいの？
「俺もわかんねえんだよ」
「え…？」
「最初はお前を秘書にしたかっただけだったのに、いつの間にか好きになってて。
お前が振り向いてくれたら、今度はずっと側に置いておきたくなって。
願いが叶う度に欲が出て…
止まんねえ」
社長…
私達、同じように思いあっていたんだね。
見上げたら、切なくて熱い眼差しが、私に向けられて。
胸が苦しくて、泣きたくなる。
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yuko(プロフ) - ひびきさん» ひびきちゃん、感想ありがとう♪なぬ！松本課長のスピンオフとな！考えてもみなかった！彼はねえ…ちょっとねえ、キャラが…ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ (2016年7月15日 0時) (
レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - さーちゃんさん» さーちゃん、感想ありがとう♪あっちにも感想くれたんだね、ありがとう！相葉くんのお話は現在連載中ですよ。翔くんも出てくるけど。私のお話のあいばくんはいつも一般人だよーリアル設定はなぜかどうも書けない！ (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 朔夜さん» 朔夜ちゃん、感想ありがとう♪幸せだよね(T_T)ずっとこの幸せが続けばいいのに〜！そうはいかないのがお話の世界なんだー_:('Θ' 」 ∠):_ (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 杏さん» 杏ちゃん、感想ありがとう♪二人に試練、訪れます。過去最高の。そうしないと私が思い描くラストに辿り着けないから。ドＳかつドＭな作者でごめんなさいね(ﾉ≧∀≦) (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
ひびき(プロフ) - 潤くんのお誕生日、ここの潤くんのスピンオフとか読みたいなぁ…(笑)可愛くおねだりしてみようかな！？(笑) (2016年7月13日 23時) (レス) id: 621028193c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年6月10日 1時
