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社長秘書に、二宮くんが…？
どういうこと…？
「社長…二宮くんが秘書って、どういうつもり…」
「あいつなら適任だと思っただけだ」
たしかに、社長が前言っていた秘書の条件に二宮くんはぴったり当てはまる。
でも、だからって！
どうして二宮くんなの！
それに…
こんなタイミングで社長室へ二宮くんが来るなんて…
もしかして、わざと…？
「二宮くんがここに来るの、知ってたんですか…？」
「本当に来るとは思わなかったけど。
そんな気がしてた」
なにそれ…
なのに、私を抱こうとしたの？
酷い。
二宮くんに見せ付けるため？
私は社長のものだって、誇示したかったから？
なのに私は、そんなことも知らないで、社長に流されて…
「なんで…っ！？
私は見世物じゃない…！」
社長を突き飛ばす。
私は、社長の虚栄心を満たすために利用されたの？
「違う、聞け」
「嫌！社長の話なんか聞きたくない！」
「A」
「もういい！」
引き留めようとする社長を無視して、二宮くんがしたみたく社長室から出ていく。
社長が何を考えているのかわからない。
私は愛されて、大切にされてるんだって思っていたのに。
子供が欲しいって言われて、嬉しかった。
そう言う社長を、愛しく思った。
私も社長との子がいたら、どんなに幸せだろうって思っていたのに…
女子トイレへ駆け込んで誰もいないのを確認して、壁を思いっきり殴った。
そしたら痛くて痛くて、泣けてきた。
更衣室でストッキングを換えて、重い心のまま営業部門のフロアへ戻る。
二宮くんにどんな顔をして会えばいいの。
隣の席なのに…
社長は自分のことばっかり。
私の気持ちなんて、これっぽっちも考えてくれない。
だけど…
拒否できなかった私も私だ。
バカすぎる。
沈んだまま乗ったエレベーターの扉が開いた時、二宮くんの姿が急に目に入った。
やだ！
何でいるの！
慌ててエレベーターの閉めるボタンを押したら、二宮くんが扉に手をかけて押し入って来た。
「逃げてんじゃねえよ」
二宮くんは、すっごく怒った顔をしてる。
怖い。
思わず後ずさる私。
「話したいだけだから…んなビビんな」
二宮くんが、ハアッて溜め息をついた。
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yuko(プロフ) - ひびきさん» ひびきちゃん、感想ありがとう♪なぬ！松本課長のスピンオフとな！考えてもみなかった！彼はねえ…ちょっとねえ、キャラが…ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ (2016年7月15日 0時) (
レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - さーちゃんさん» さーちゃん、感想ありがとう♪あっちにも感想くれたんだね、ありがとう！相葉くんのお話は現在連載中ですよ。翔くんも出てくるけど。私のお話のあいばくんはいつも一般人だよーリアル設定はなぜかどうも書けない！ (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 朔夜さん» 朔夜ちゃん、感想ありがとう♪幸せだよね(T_T)ずっとこの幸せが続けばいいのに〜！そうはいかないのがお話の世界なんだー_:('Θ' 」 ∠):_ (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 杏さん» 杏ちゃん、感想ありがとう♪二人に試練、訪れます。過去最高の。そうしないと私が思い描くラストに辿り着けないから。ドＳかつドＭな作者でごめんなさいね(ﾉ≧∀≦) (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
ひびき(プロフ) - 潤くんのお誕生日、ここの潤くんのスピンオフとか読みたいなぁ…(笑)可愛くおねだりしてみようかな！？(笑) (2016年7月13日 23時) (レス) id: 621028193c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年6月10日 1時
