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大野課長が待つ会議室へ戻って、備品を机に広げる。
何なの、あの人達！
信じらんない！
社長も社長だよ！
もっと早くに助けてよ！
途中まで一緒になって笑うなんて酷い。
皆まとめていなくなってしまえ！
ダン！って机を叩くと、大野課長がビクッとした。
「藍原さん…どうした」
「すいません、つい」
作り笑いをしていると、少し遅れて二宮くんが戻って来た。
「戻りましたー」
「ちょっと、なんでバラバラに戻って来たの？」
「藍原さんが脱走したからでーす」
「なにー？仲直りしろって言ったのに」
もはや反論する気力すらない。
二宮くんを睨む気にもなれない。
はあーって溜め息を吐いて、肩を落とす。
「…っていうのは冗談で」
二宮くんが私に向き直る。
真っ直ぐに。
「ごめん、言い過ぎた」
「…」
「目の前であんなことされて、ついカーッとなって」
「知らないよ、そんなの」
何なの、今更。
そんなの、二宮くんの勝手じゃない。
二宮くんも、松本さんも同じ。
私を罵ったあの男や、ありもしない噂をして私を笑う人達と。
「二宮くんだって皆と同じじゃない。私をバカにしてるんでしょ」
「違うんだ、そうじゃなくて」
「もういい、よくわかった」
「A」
「目障りな人間はさっさと辞めるよ。
ごめんね、ずっと邪魔してて」
「違うっつってんだろ」
もうやだ。
話したくもない。
私の味方なんて誰一人としていないんだ。
二宮くんをひと睨みして、顔を背ける。
「大野課長、あと何をすればいいですか？」
「あー、大体終わったからもういいよ。
ありがとねー」
「はあい」
「あ、二宮くんは居残りね」
「えぇっ！？なんで！？」
不満顔の二宮くんを置いて、私はひとり営業のフロアに戻った。
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yuko(プロフ) - ひびきさん» ひびきちゃん、感想ありがとう♪なぬ！松本課長のスピンオフとな！考えてもみなかった！彼はねえ…ちょっとねえ、キャラが…ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ (2016年7月15日 0時) (
レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - さーちゃんさん» さーちゃん、感想ありがとう♪あっちにも感想くれたんだね、ありがとう！相葉くんのお話は現在連載中ですよ。翔くんも出てくるけど。私のお話のあいばくんはいつも一般人だよーリアル設定はなぜかどうも書けない！ (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 朔夜さん» 朔夜ちゃん、感想ありがとう♪幸せだよね(T_T)ずっとこの幸せが続けばいいのに〜！そうはいかないのがお話の世界なんだー_:('Θ' 」 ∠):_ (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 杏さん» 杏ちゃん、感想ありがとう♪二人に試練、訪れます。過去最高の。そうしないと私が思い描くラストに辿り着けないから。ドＳかつドＭな作者でごめんなさいね(ﾉ≧∀≦) (2016年7月15日 0時) (レス) id: 7b49a3b518 (このIDを非表示/違反報告)
ひびき(プロフ) - 潤くんのお誕生日、ここの潤くんのスピンオフとか読みたいなぁ…(笑)可愛くおねだりしてみようかな！？(笑) (2016年7月13日 23時) (レス) id: 621028193c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年6月10日 1時
