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「おっ！来たね、藍原さん」
会議室から出てきた大野課長が、私に気付いて話し掛けてくれた。
「大野課長！またお世話になります！」
「待ってたよー！よろしくね」
「はいっ！」
変わらない笑顔に、柔らかな雰囲気。
やっぱりいいなあ、大野課長。
会議明けだからか、ちょっと寝起きっぽい。
突っ込んでいいものか。
「でね、早速仕事の話なんだけど…」
大野課長が話そうとする後ろから、ヒョイっと見覚えのある顔がこっちを覗く。
「久し振り、A」
名前を呼ばれて、私は固まる。
線が細くて、端正なとか、可愛らしいとかいう形容詞が似合う顔立ち。
透き通るような白い肌。
その人は、忘れもしない。
私の…元カレ。
「二宮くん…！？」
「覚えててくれてたんだ？俺のこと。
嬉しいなあ」
クフって笑って私を見る二宮くん。
いかん！
この笑顔に騙されちゃいかん！
「どうしてここに！」
「あれ？二人は知り合い？」
大野さんが眠そうだった目をクリンて開いて、驚いている。
「あの、同期で…」
「仲良しだったんですよ、俺達」
「そっか、じゃあ話は早いね。
藍原さんと二宮くん、しばらく二人でチームだからよろしくね」
「えぇ！？」
二人でチーム！？
何それ、どういうこと！？
「二宮くん、札幌から異動してきたばっかりだからさ。藍原さんが色々教えてあげてね」
「えっ…私が？」
「藍原さんも少し営業から離れてたから、リハビリがてらって言っちゃあなんだけど。
二人なら、早く仕事も片付くだろうし。ね」
あ…
気を使われてる？これ。
私が社長の婚約者だから？
早く帰れるように、わざと…
私、戻ってきても良かったんだろうか。
前みたいな感じでは、仕事をさせてもらえないのかな…
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yuko(プロフ) - ひびきさん» ひびきちゃん、感想ありがとう♪やっぱりたくさんあるよね、社長さんと恋するお話。ごっちゃになるって呟いてるのを見て、ハッとしたのです。この話は大丈夫なのかと！(笑)大好きと言ってもらえて安心したよ、ありがとう♪ (2016年6月10日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ひのきさん» ひのきさん、感想ありがとうございます♪誕生日だなんてプライベートをぶっこんですいません(汗)ありがとう！更新頑張ります！ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ちぃ☆さん» ちぃさん、感想ありがとうございます♪楽しみと言ってもらえて嬉しい！最初は社長も相当横暴でしたよね…分析して頂けて感激です。書き手さんなんですね！素敵な作品を読んだら書きたくなるのは私も同じです！私の話は素敵とは言えませんが(^_^ゞありがとうございます♪ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 珠櫻さん» 珠櫻さん、感想ありがとうございます♪生徒会から！？嬉しいです！翔くんもにのも、いつも主人公に振られる話ばかり書いているので申し訳ないです(;´д｀)ありがとうございます！更新頑張ります♪ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 杏さん» 杏ちゃんへ。大好きだなんて嬉しいわ(T_T)ありがたや。こちらこそよろしくね！！ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年5月19日 0時
