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営業本部のフロアへ入って行くと、私達に気付いた社員たちがざわつく。
どうやら、ほとぼりはまだ冷めてないみたい。
そりゃそうだよね、あんな騒動の後だもん。
しかも、私の隣には誰よりも目立つ顔の松本さん。
「嘘でしょ」「どうして」みたいなヒソヒソ声が聞こえてくる。
どうしよう…
「A、随分歓迎されてるみたいだね」
「…嫌味ですか」
「ンフフ、皆暇だねえー」
余裕の松本さん。
そのゆとりはどこから。
二人で立っていると、真っ先にハルちゃんが走ってきた。
「キャー！せんぱーい！
…と…松本さんっ！？」
抱き付きに来たのかと思いきや、視線は私をスルーして松本さんへ。
このイケメン好きめ！
「久し振り、ハルちゃん」
「やだ！私の名前覚えててくれたんですか！？」
「もちろん。可愛い子のことは忘れないよー」
「キャー！松本さんったらお上手！」
私そっちのけで盛り上がる二人。
おいおいおい！
松本さん、いつの間にハルちゃんと仲良しになってんの！？
今度飲みに行こうねーとか言ってキャッキャやってるし。
軽いぞ、二人とも。
「で？どこに置けばいいのこれ」
「あっ！こっちでーす！
お帰りなさい、先輩！」
「…ただいま」
「待ってましたよー！また先輩と一緒に働けるの、嬉しいでーす！」
「私よりも松本さんに食い付いてた癖に」
「あはっ！しょうがないしょうがない！」
「何がだよ！」
お喋りしている間に松本さんはテキパキと荷物をセッティングして、「じゃ、俺行くね」って爽やかに去っていこうとする。
「ありがとうございました」
「うん。何かあったら相談しろよ」
「はい…」
「もう帰っちゃうんですかあ？
また来て下さいねっ！」
「またねハルちゃん、バイバイ」
ハルちゃんはちぎれんばかりにブンブン手を振って、松本さんを見送っていた。
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yuko(プロフ) - ひびきさん» ひびきちゃん、感想ありがとう♪やっぱりたくさんあるよね、社長さんと恋するお話。ごっちゃになるって呟いてるのを見て、ハッとしたのです。この話は大丈夫なのかと！(笑)大好きと言ってもらえて安心したよ、ありがとう♪ (2016年6月10日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ひのきさん» ひのきさん、感想ありがとうございます♪誕生日だなんてプライベートをぶっこんですいません(汗)ありがとう！更新頑張ります！ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - ちぃ☆さん» ちぃさん、感想ありがとうございます♪楽しみと言ってもらえて嬉しい！最初は社長も相当横暴でしたよね…分析して頂けて感激です。書き手さんなんですね！素敵な作品を読んだら書きたくなるのは私も同じです！私の話は素敵とは言えませんが(^_^ゞありがとうございます♪ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 珠櫻さん» 珠櫻さん、感想ありがとうございます♪生徒会から！？嬉しいです！翔くんもにのも、いつも主人公に振られる話ばかり書いているので申し訳ないです(;´д｀)ありがとうございます！更新頑張ります♪ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - 杏さん» 杏ちゃんへ。大好きだなんて嬉しいわ(T_T)ありがたや。こちらこそよろしくね！！ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年5月19日 0時
